まもりたい

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裕side



忠『ぱぱ、、、』



裕『ん？どないしたん？』



忠『あのね、りょーちゃんにかってあげて？』



裕『なにを？』



忠『ぬい』




ぬい、、、ぬいとは？
食べ物なんか？おもちゃか？




忠『ぼくだけ、ぺんぎんさんはだめだよ。
りょーちゃんはなにもないもん、
お兄ちゃんやのに、ぼくだけ、、、』



裕『わかった。亮には新しいおもちゃ買ったる
たぁはなんも気にせんでもええから』




ぬいってぬいぐるみのことか。
おれ、なんかよーわからへんねんな
おにんぎょうとかぬいぐるみとか。
違いはなんやねん！




亮『ぱぱー！だっこしてー！』



裕『ええよ。そんな騒いだらあかんで？』




亮は手術して退院出来たとはいえ、
いつ発作が起きるかわからないし、
まだ完治したとは言えない状況。
せやから、騒いだらその分しんどくなるし
亮の身体への負担は増える。
すぐはしゃぐから見とかなあかんねん




亮『どーぶつえんいく！』



裕『動物園？』



亮『うん！きょー、てれびでやってた！』



雛『亮ね、ずっと言ってるのよ
動物園にそうとう行きたいみたい』




家族全員の旅行ってしてへんかったから
みんなで動物園ってのもええかもな、




裕『たぁ、、、って、あれ？』



近くに居たはずのたぁがいない。
いつのまに、、、




裕『たぁにも話しに行くわ』




部屋を軽くノックすると、
たぁの返事が聞こえた。
亮と話してる間に部屋に行ったってことか、
申し訳なかったな、、、

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