目覚め ページ34
臨弥視点
臨弥「.....ここは....」
僕は目を覚ました。目線を泳がせれば手には点滴や、近くには電子機器。ここは.......病院?取り合えずナースコール押そう。押すと近くから看護士さんがやってくる
看護師「目覚めましたか!?藍原さん!」
臨弥「はひっ!めっ目覚めました!」
看護師「よっよかった.....今先生読んで来ますね!」
慌ただしく出ていった看護師さんを見ると相当僕は寝てたのだろうか。あっちではそう長くない時間もこっちでは相当なのかな?
先生「こんな早く目覚めるなんて.....ん?眼球が....おいっ!眼科師を呼べ!」
看護師「はっはい!!」
僕は右手で布団に触れる。多少冷たくて、ふかふかしてるけど、やっぱ少し固い。右手の感覚があった。今ままで何も感じれなかった右手が、感覚を取り戻した。それだけで僕は泣きたくなった.....いや、泣いていた。何時もはでない右目から、涙があふれでる。
臨弥「僕の右目と右手.....治ってる......嘘だ....」
蝶さんはちゃんと残してくれといた。僕の失ったものを治してくれた。........やっぱり優しい人だなぁ......
臨弥「蝶さん、ありがとう...」
先生「今、蝶といったか?」
臨弥「え、あ。はい。」
何だろう?真剣な顔をしだした先生。すると重そうに口を開いた。
先生「蝶と言う少女は.....もう死んでいる....」
......知っていた。知っていたけど、知りたくなかった。
先生「昔、この病院の屋上からな...」
臨弥「そうですか.....でも....」
だって、蝶さんはイキイキしてた。死んでいるなんて、思いもしたくなかった。
臨弥「良い顔してましたよ?蝶さん。優しかったし......」
すると先生は「そうか.....」とだけ呟いて、電話をしだした。先生は、「お友だちさんと家族の方呼んどいたからな。」とだけ言って病室を出た。
一人残された僕はいくつかの考えを持った。飛鳥は元気かな?とか、雪ちゃん達も元気かなぁ?とか、蝶さんとまた会えるかなぁ?とか.....研磨ややっくん達に、会えるかなぁ?とかね!.....
ぼやーっと考えていると、いつのまにか僕の意識は途切れていた
21人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霧桜(プロフ) - 嘘つきアンナさん» あっあざーす!更新頑張ります!これからもお願いします! (2016年6月10日 13時) (レス) id: 513d5f37f3 (このIDを非表示/違反報告)
嘘つきアンナ - 更新きたーい!いいと思う! (2016年6月10日 12時) (レス) id: b493561bc6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kill | 作成日時:2016年6月9日 18時