黒色少女3 ページ29
no視点
蝶vs臨弥の試合は、最終場面まで来ていた。
蝶｢っ....(こいつ粘るなぁ....)｣
蝶がいくら打っても拾われるのだ。いくら蝶の体力があろうと、流石に5時間ほどプレーをしていると体力もつきてくるのだ。臨弥は日頃から鍛えてることもあるのか、少し息は上がっているもののまだ余裕がある顔だ。
蝶｢ねちっこいのは嫌いなんだけど....｣
臨弥｢すみません;;現役の頃から、粘りが僕のプレースタイルだったので....っ！.｣
蝶｢っ.....｣
いくら此処が蝶の思うように作った世界でも、バレー初心者とバレー経験者とでは大きな差がある。蝶は(少しなめすぎてたか.....)と心のなかで毒付いた。
蝶｢......ま、本来なら此処で試練終わりなんだけど.....ねっ！｣
打ったボールは高く上がる。蝶はしまった！っと心のなかで叫ぶ。ジャンプ力のある臨弥にとってはチャンスボールだ。
臨弥｢届け......！！｣
そう小さく叫んだ臨弥のボールは右サイドラインギリギリに落ち、そのままコートから外に出ていった。蝶は実感した
負けたと言うことを
蝶｢負けたのか.....懐かしいねぇ、この感覚....｣
はははっ、と情けなさそうに笑う彼女は臨弥にどう見えるのだろうか。臨弥は蝶に近づいた。そして手を出してこう笑顔でいったのだ。
臨弥｢試合をしてくれて、有り難うございましたっ！｣
その笑顔をみたとたん、蝶は(こいつに負けることは、始から決まっていたのか......)そえ心で呟いた。蝶はその手をとらず、｢着いてきな｣と立ち上がる。
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蝶視点
負けた.....音駒高校、この学校にはつくづく驚かされる.....あー！もうめんど。考えんのやめよあたしはある機械の前で止まる。そして指差す
蝶｢此処に入りな。あんたのなくなった部分、取り返せるよ｣
それだけ言うとあたしは近くにある椅子に座った。何かさぁ？あたしって負けると思いっきり性格変わるって言われるんだよねぇ。んな分けないのにさ.....
臨弥｢.....はい....｣
少年が入ったのを確認して、あたしは九条飛鳥の元に行く。
蝶｢あんたには.....現世に戻る命令を与える....｣
飛鳥｢......はい....ありがとうございます！蝶様！！｣
無駄に笑顔。この二人はあたしとは合わないねぇ。だって、こんな笑顔で聡明なやつ、あたしにはワケわかんないし？なんでこんな笑顔なんだろうねぇ？意味わかんないし.....。
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霧桜(プロフ) - 嘘つきアンナさん» あっあざーす！更新頑張ります！これからもお願いします！ (2016年6月10日 13時) (
レス) id: 513d5f37f3 (このIDを非表示/違反報告)
嘘つきアンナ - 更新きたーい!いいと思う! (2016年6月10日 12時) (レス) id: b493561bc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kill | 作成日時：2016年6月9日 18時
