16 ページ16
ホテル
______________
「30分後に夕食をとるからそのつもりで」
今日も高橋くんと
毎日ローテーションするらしいけど、、
部屋に戻ってとりあえず
シャワー浴びたいなあ
12「シャワー行く?」
『あ、行きますか?シャワー』
12「いや、親に電話しようと思ってさ」
なるほど、聞かれたくないのか
『長めに入ってきます!シャワー』
ダボダボの桜色パーカーと
ゆったり系のグレーのスウェット
シャワーを浴びて
メロンソーダの香りは消す
持参したりんごの香りの
シャンプーとコンディショナー
やっと落ち着ける1人の空間
『はぁ、』
正直ツラい
逃げ出したい
シャワーを止めて壁にもたれる
キャッチャーをやっていると
左手の人差し指が血行不良になる
『冷たいなぁ』
1人になるとどうしても泣きそうになる
だけどまだ、まだ泣くことが許されるほど
努力していない
『よし。ご飯だ』
そう言い聞かせてシャワールームを出る
233人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ