検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:15,446 hit

66話 使い魔召喚&魔闘器作製! ページ24

.





「いやっほう!!!おい、見たかサクヤ!使い魔召喚と魔闘器作製だってよ!」


「うん、楽しみだね。」


「なんだよサクヤ、乗り気じゃあないな。」




別に使い魔召喚、魔闘器作製が嫌いなわけではない。ただ、サクヤにはもう既に、魔闘器も使い魔もいるのでそれほど楽しみではないのだ。





グランドは闘技場程でもないが、それなりに大きい。寮がまるまる3つ入るほどだ。そして誰も気付いていないようだが、ここにも頑丈な結界が張ってある。───サクヤにとったらこんなもの、玩具のようなものだが。
グラウンドに着くと、大半の生徒が綺麗に並んで待機していた。そして空気がいつもとは違い、緊張気味だ。それはなぜか。

1―Aの担任であるフィーネの隣には、あのイカツイおやz……いや、ガルシア先生が腕を組んで仁王立ちしていたからである。まあ、戦闘学と魔法学担当な彼はいて当たり前だろう。



残りの2、3人が到着し、漸く授業が始められた。




「はじめは魔闘器を作製する。その際使用するのはこの魔法石だ。」



と言ってガルシアの手にはオパールのような色で卵大の石ころ。


(魔闘器って、はじめはこんな形なんだ……)


サクヤの使っている魔闘器【宵闇】は、はじめからあの形でそれは紀元前に作られたものである。そして魔闘器を作る所を見たことがなかったので、この石ころから作られていることに少し驚いた。



「作る時に気を付けてほしいことは、二つ。一つは、魔力を送り込みすぎないことだ。やり過ぎると魔法石が耐えきれなくなり砕けてしまう。二つ目は、心を無にして作ること。『弓や剣がいい』と念じながら作ると希望した物にはなるが、それは見た目だけの木偶の坊になってしまう。それが嫌なら、何も考えるな。」



「へえ。」

ガルシアの話を聞いていると、指先にコツンと何かが当たった。見てみると、先程ガルシアが手にしていた魔法石。周りを見渡すと、生徒一人一人の前に一つずつ魔法石が配られていた。
フィーネ先生の口が微かに動いているところから、恐らくガルシアが説明している間に、魔法で配っていたのだろう。



.

67話→←65話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
20人がお気に入り
設定タグ:殺し屋.暗殺者 , オリジナル , 魔法学園   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

如月唯奈(プロフ) - 今日から新しい時代が始まりました!今時代(?)こそ良いことが起こりますように!そして、この小説で一位をとってみたいなんて、贅沢を言ってみる(笑)これからもよろしくお願いします! (2019年5月1日 3時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
如月唯奈(プロフ) - 黒桜さん» コメントありがとうございます!久し振りのコメントなので嬉しいです(*T^T)更新は遅くなりますが、これからもよろしくお願いします! (2019年4月17日 18時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
黒桜(プロフ) - ストーリーも、イラストも私の大好きな世界観です!毎回更新楽しみにしています! (2019年4月16日 22時) (レス) id: 81872cb428 (このIDを非表示/違反報告)
如月唯奈(プロフ) - 暗黒桜さん» ホントだ!ありがとうございます! (2019年3月23日 7時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
暗黒桜(プロフ) - 如月唯奈さん» 57話が2回ありますよ! (2019年3月23日 0時) (レス) id: 9ef58b7b9f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シャル(如月唯奈) | 作成日時:2019年1月15日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。