ゴーイング4 ページ10
「何か事情でもあるのか？全てを信じる訳ではないが、話ぐらいは聞いてやる」
「……えぇっと……」
真っ直ぐ目を見てくる氷鷹先輩に思わず目を逸らしそうになる。コミュ障故の弊害が……
「言えない事なのか？」
「……言えない事って、いうか……」
私が何をやった事になっているのか。知ったこっちゃないんだよ。興味無いしぶっちゃけ私は夏目と宙くんとつむぎ先輩がいたらあとは誰に何言われようとどうでもいいし。
……あぁ、これだな。
きっとこういう私の排他的な思考が今回の件を招いた原因でもある。もう少し周りをよく見ていれば、なんて今さら後悔しても遅いけど、
───少しだけでも、変われると思うなら、
「氷鷹先輩……その、私、そんな説明とか上手くないんですけど、聞くだけでいいので……お願いします…」
「あぁ、聞いてやろう」
因みに日々樹先輩と真白君の喧嘩(？)はそろそろ佳境に入ってきて真白君が刀(小道具？)の切っ先を先輩に向けている。
「あの、その前にそろそろ止めません？」
「大丈夫だろう。放っておけ」
えぇ……
本当に大丈夫かな…？日々樹先輩『北斗くん！ヘルプミ〜〜〜〜☆』とか言ってるんだけど☆つけてるあたりまだ余裕ってことなの？
「はぁ、全く友也くんには困ったものですねぇ」
そんなことをほざきながらさっと素早く私の後ろに回り込む日々樹先輩。
「Aさんも友也くんの援交少女姿見たくありません？」
なんで私に振るの？
「見たいですよね？絶対似合うと思うんですよ」
まぁ確かに違和感はないと思うけど……。
「…謝った方がいいですよ」
「なんと、貴方までそんな事を仰るとは……」
「え、で、でも……あれ、『真白君』じゃないし……」
私がそう言うと日々樹先輩は少し目を見開いて固まった。
「…………？」
「成程、わかりました。ではやはり皆で1度映画を見てみましょうかね！」
「話聞いてました？」
今までの話全部無視してるよね。
「まて、部長。薬袋が話があると──」
「ええ、映画を見ながら小話程度に聞きましょうか。その方がAさんも気が楽でしょうし」
変わらないけど……ていうか今完全に話が逸れる流れだったよね？確かに話しようと覚悟は決めてたけどいざ話すってなるとちょっとね。
「お茶を用意しましょう♪ついでにお菓子も。ええ、何も心配する事はありません。これはただの映画であり作り話なのですから。
───ねぇ、Aさん？」
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翔。(プロフ) - 好きです！！最高に面白いです！！エリートヒキニート最高！ (2019年1月20日 6時) (
レス) id: 63a2837fb8 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - ♪咲那♪さん» わーいありがとうございます(^o^)/頑張ります！ (2018年5月15日 0時) (レス) id: 4f2d8f4684 (このIDを非表示/違反報告)
♪咲那♪(プロフ) - おもしろくて続きが気になったのでこれからも更新頑張ってくださいね！ (2018年5月7日 22時) (レス) id: 282e7e9f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐藤 | 作成日時：2018年4月7日 1時
