アーセナル2 ページ43
「と、言う訳で説明して下さい」
「ん〜まあかいつまんで言うと協力するよって、おまえに」
「……協力」
「おまえさ、なんか色々噂になってるだろ？流石のおれでも嫌でも耳にしてな〜、どんなアホな奴だろうと思ってたら…」
本当にアホだった、と無茶苦茶失礼な事を抜かす月永先輩。
「そういうさ、人を貶める嘲笑っての？なんなくわかんだよ。おれも似たようなことあったから」
「はあ…」
「だから全面的に協力、とまではいかないけど力は貸してやる。何でも使いっ走りにしていいぞ！」
「はあ……では慎んで─────
────お断りします」
「なんで！？」
いやなんでって、普通考えてそうでしょ。身内だけで終わらそーとしているのになんでわざわざ周りを巻き込んで壮大にしちゃうわけ？
「それと、今朝の電話のこと」
「え？なんの事だ？」
「今朝、朱桜くんに電話しましたよね？」
「………？」
えぇ……
「ごめんごめん、おれどうでもいいことは覚えられなくてさ〜で、おれなんて言ったの？」
「朱桜くんが私の事知ってるかって先輩に聞いたんですよ、で先輩知らないって」
「うん」
「今朝朱桜くんとぶつかって、先輩の楽譜落としちゃって、説明しようとした所で先輩からの電話が」
「マジでｗｗｗやばｗｗｗｗｗ」
「笑い事じゃないんですけど！？」
確かに夏目や英智あたりに話せば大爆笑案件なんだろうけど当の本人がそれは駄目だろ。絶許。
その時突然私の携帯電話が鳴った。
相手は………夏目…うわぁ嫌な予感しかしない。
「………もしもし？」
『あ、A？なんか今1年の中デAが月永センパイ強請ったって噂をソラから聞いたんだけド…』
「…………月永先輩」
「ん？」
「今すぐ全校生徒の前で謝罪と説明を求めます。今すぐ！」
「何だ？何かおまえ怒ってないか…？え、何で？」
何で怒ってないと思ったんですか？というか本当に最近えげつない理不尽の連続でストレスがほんとにやばい。
『──………もしもシA？』
あ、そういや通話切ってなかった…夏目ごめん
『A、もしかして側に誰かいル？』
「………その…例の月永先輩が」
『………………ちょっと代わっテ』
そうして電話を代わって数十秒後、
「…ごめん、何でも従うから何すればいいか教えて」
何を言ったんだあいつ………
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翔。(プロフ) - 好きです！！最高に面白いです！！エリートヒキニート最高！ (2019年1月20日 6時) (
レス) id: 63a2837fb8 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - ♪咲那♪さん» わーいありがとうございます(^o^)/頑張ります！ (2018年5月15日 0時) (レス) id: 4f2d8f4684 (このIDを非表示/違反報告)
♪咲那♪(プロフ) - おもしろくて続きが気になったのでこれからも更新頑張ってくださいね！ (2018年5月7日 22時) (レス) id: 282e7e9f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐藤 | 作成日時：2018年4月7日 1時
