面影RABBIT ページ18
「へぇ、そんなことがあったんですね…」
先日の話をやんわりぼかして創くんに話すと「そんな不思議なこともあるんですね」と微笑んだ。可愛い。
「なんか頭が変な人だったんじゃない？あの辺治安悪いみたいだし。数年前になんか大きな事件あったよね、あそこ」
「スバル先輩ばっさり言いますね…」
まあ多分そうだろうけど。
それにその事を店長に報告しても『何も問題ない』って言われたのも気になるんだよなあ。
「あ、それよりこれ注文ね」
「先に言ってくださいよ」
体を傾けて外を見るとテラス席にやたらと顔のいいお兄さんが本を読んで座っていた。
全然人いないなと思ったらテラス席にいたのか。1人だけど。
「あっ、じゃあ僕作ってきますね」
「は〜い、いってらっしゃーい」
いってきまーすと可愛く手を振って創くんは厨房に消えた。
「でさ、Aさっきの話だけど」
「うん？どうしました？」
「心配ならちーちゃん先輩に相談してみたら？」
「ちーちゃん先輩？」
「俺の学校の先輩だった人でね。今は便利屋？っぽいことしてるんだ」
流石はスバル先輩。知り合いも変人か…。
というか店長といいスバル先輩といいほんとに私の周り変人しかいないのなんで？あ、創くん以外ね。
「まあちょっとうっとうしいけど、いい人だよ。自称正義のヒーローだからね！」
「ヒーローはちょっと前に嫌な目にあったので遠慮しておきます」
初対面で殴られるのはもう勘弁だよ。というかそんなに言うほど気になってるわけじゃないし。
「じゃあ私ちょっと奥のテーブル拭いて───」
「ちょっとぉ！これどうなってるわけ！？」
「す、すみません！」
──こようかと振り向くと、テラス席の方から怒鳴るような声が聞こえた。
続く (更新停止中)
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佐藤(プロフ) - 璃々衣さん» 初めまして、有難いお言葉ありがとうございます！色々と書きたいネタはあるのですがね…もっと更新できるように精進します。これからもよろしくお願いします！ (2018年10月31日 18時) (
レス) id: 4f2d8f4684 (このIDを非表示/違反報告)
璃々衣(プロフ) - 初めまして。とても素敵なお話で、何周も読みました……！お忙しいとは思われますが、更新楽しみにしております。お体に気をつけて、更新頑張ってください！ (2018年10月29日 19時) (レス) id: 6b21f4271d (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - こめこさん» コメントありがとうございます…！いやもうそう仰って下さりとても嬉しいです。本当に更新遅くて申し訳ないんですがこれからも読んでいただけると幸いです(_ _) (2018年10月3日 1時) (レス) id: 4f2d8f4684 (このIDを非表示/違反報告)
こめこ(プロフ) - 突然のコメント失礼します。作者さまの書かれる独特なリズム感のある日常がかわいくて素敵で、とっても好きです。更新があるたびつい嬉しくなってしまいます〜。これからもひっそり応援させていただきますね (2018年10月1日 21時) (レス) id: daff2d3cef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐藤 | 作成日時：2018年7月21日 21時
