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「無理。不特定多数の人に犯人は誰?って問えない。俺の能力は自白させるときにしか使えない。Aとはずっと一緒にいるからつうかあでいられるけど」



「じゃあガヤさんもか」



「そう。俺たちは一点集中型。じゃあ俺たちは取り調べの続きをやるから」



「うん。分かった」



俊くんとガヤさんが去っていき、私はしばらく廊下にいて、その間何人かが通っていったが心の声は拾えなかった。
私の力は本当に偶然性が強い。



なので私はみっくんの所に戻った。
みっくんは誰かと電話していた。



「OKOK。玉サンキュー。今は自分の仕事に戻っていいよ。何かあったらまた指示する」



どうやら玉ちゃんだったようだ。
電話を終えてみっくんはこちらを向いた。



「何か収穫はあった?」



私は金子さんから聞いた話をした。



「みっくんの記憶能力って全方位なの?」



「ああ、見聞きしたものは忘れない。今の話も覚えたよ」



「昔の私も覚えてたもんね」



「宮っちの後ろにくっついてたな」



昔はよく俊くんと一緒にいて、俊くんの後ろにくっついていた。
俊くんは小さな頃から私を守ってくれて……ここで記憶に靄がかかってしまうんだけど。



「ところで玉ちゃんからはなんて?」



「この運送会社の防犯カメラは全ての出入口にある。死亡推定時刻の頃に現場を立ち去る犯人の姿あり。まあこれは警察もやってることだろうけど。あとはネット上の鹿戸運送の評判や社長の評判を調べてくれたよ」



そう言ってみっくんはタブレットを見せてくれた。
防犯カメラの映像は不鮮明であったが確かに黒づくめの人物が映っていた。
横スクロールすればネットのSNSや匿名掲示板の画面が現れる。
いずれも呼びかけに応じる形で色々な書き込みがあった。



「これ玉ちゃんが呼びかけてる感じ?」



「そうそう。玉はデイトレーダーでもあるし、ネットで相談に乗ってたりするし、ハッキングだって出来ちゃう」



「ハッキングは……そうか不正アクセスしなきゃいいのか」



「まあ玉だったら容易に痕跡もなくせるけど。……それよりこれらの投稿を見てどう思う?」



タブレットに示されてある画面を見たら……これまでの私の印象が覆りそうなものだった。



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設定タグ:Kis-My-Ft2 , キスマイ   
作品ジャンル:タレント
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真衣 - はじめまして。いとこ同士って結婚出来ないと聞いた記憶があるのですが、出来るんでしょうか?PS昔(1996年頃)、少女漫画雑誌・りぼんでよく似た設定(探偵では無いですが。作者:池野恋先生 おしえて菜花)があったことを思い出しました。 (10月21日 19時) (レス) @page50 id: 29eac809bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユタカ2 | 作成日時:2023年3月15日 15時

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