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病院に来なくなった、Aの代わりに、健永の母親が...看病に来ていた。
千「母さん。Aちゃんは、まだ...来ないの？」
千母「来るわけないでしょ？Aちゃんは、横尾くんの彼女なんだから...。」
千「そうだけど...。いつも看病に来てくれてたのに、どうして急に来なくなったんだ？」
”バチッ”
千母「あんたのせいでしょうが!!」
千「俺の...せい？」
千母「そうよ。あんたのせいよ。あんたが、Aちゃんの事を全然思い出してあげないから...Aちゃん...精神が不安定になりかけてるのよ。」
千「......。」
千父「母さん。落ち着け!!」
千母「だって...。」
千父「健永。俺は、仕事があるから...名古屋に戻るけど...。これだけは言っとくぞ。健永...。後悔だけはするな!!あんな...素直で可愛い子を手放したら、絶対に後悔するぞ。」
千母「後悔する前に、早く...Aちゃんの事を思い出してあげなさい。」
それだけを言い残し、千賀の父親は、愛知県名古屋市に帰っていった。
そして...Aがお見舞いに来なくなって2週間。千賀は、体力も順調に回復して...仕事に復帰した。
控え室では？
千「ワッター。お前の彼女のAちゃんは？」
横「あぁ...しばらく1人にして欲しいって、昨日連絡があった。」
千「彼女だろ？心配じゃねぇーのかよ。」
横「......。」
横尾は、無言のまま...額屋を出ていった。
宮「千ちゃん。ワッターだって辛いんだよ。」
藤「健永...。渉はな、好きでAちゃんの彼氏を演じてるんじゃねぇーんだよ。渉は、Aちゃんに頼まれたんだ。彼氏のフリをして欲しいって...な。」
千「彼氏のフリって...それじゃ、ワッターはAちゃんの彼氏じゃないのか？」
藤「Aちゃんが、どうして...渉に彼氏のフリをして欲しいって頼んだのは、忘れられない相手がいたからだよ。」
千「忘れられない相手??」
藤「あぁ...。」
その時...千賀は、Aがお見舞いに来なくなる前...Aとこんな会話をしてたのを思い出したのだ。
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作者名：みぃーちゃん | 作成日時：2018年7月23日 12時
