Still song for you 3 (ページ10)

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Story.98 ページ10

北「A!?」

彩「先生呼んでくる。」

先「進藤さん。大丈夫ですか？井下さん。点滴の用意と安定剤。」

井「はい。」

美佐「先生。娘は？」

先「手術した後なのに･･･急に動いたから、発作が起きたんですよ。娘さん･･･喘息持ちですよね？」

美佐「あの子は、隠してみたいですけど･･･小学生の時に、発作が起きて･･･検査したら、喘息持ちだって聞かされました。」

先「でも大丈夫ですよ。しばらくは、入院となりますが･･･。」

彩「お父さん。これで分かったでしょ!?Aは、自分が喘息持ちだってことを気づいてたのに･･･お母さんにも兄にも内緒にしてたの。」

北「Aさんの気持ち･･･分かってあげてください。俺には、関係ない話ですが･･･」

龍「A!!ありがとう。使わせてもらう。」

美佐「あの子のお金なんだから、無駄な事に使ったら、許さないから。それと･･･これ、Aの携帯番号よ。もう･･･会うなとは言わないわ。接近禁止命令も取り下げる。」

龍「いいのか？Aと会っても･･･」

美佐「いいわよね？凌介。」

凌「母さんが決めたことなら、俺は止めないよ。」

こうして、Aの病室を後にした。

彩「A。良かったね！」

『パパとの思い出は、あまりないけど･･･』

北「これから、思い出を作って行けばいいじゃん。」

紗「A!!」

『どうしたの？』

紗「私のお母さんがね？嵐のコンサートが当選したんだって!!」

『良かったじゃん。』

紗「お母さんが、一緒に行かない？って･･･」

『紗菜達で行ってきなよ。私は、みっくんがいるし、Kis-My-Ft2を裏切りたくないから！』

加「A!!よく言った。」

紗「そうだよね？私も行かない！お母さんに断ってくる。」

凌「宏光!!良かったな。Aを手放したら、お前･･･後悔するところだったな。」

千「ミツ！Aちゃんに愛されてるぅー。羨ましい!!」

北「うるせぇーわ。」

彩「ところで、A!?」

『ん？』

彩「何か･･･頼んだの？」

『どうして？』

彩「Aのマンションが、留守だから･･･って私の所にあんた宛ての荷物が届いたのよ。」

すると・・・頬が赤くなるA・・・。恥ずかしそうに口を開いた。