Story.11 ページ12
藤「玉は、会ったの？」
玉「いや･･･カフェで見た限りだね。」
宮「まぁーまた･･･会えるさ。」
横「ミツ･･･。飲まないのか？」
北「今日はいいや。横尾さんが、飲んでくれ。」
北山の隣に･･･藤ヶ谷が座った。
藤「北山･･･お前、まさかだと思うけど･･」
北「あの子･･･後ろ姿とか･･･。雰囲気が、マジで彩花に似てるんだ。」
藤「お前は、決めたんだろ？彩花が死んで･･･もう恋なんてしないって、仕事に生きるって。」
北「俺だってそう思ってた。でも･･･」
藤「北山･･･」
北「藤ヶ谷･･･。俺、彩花の事、早く忘れたいんだ。こんな苦しい思い･･･もうしたくない。あの子なら･･･彩花の事、忘れさせてくれる気がするんだ。だから･･･藤ヶ谷、協力してくれないか？頼む。」
突然の北山からのお願いに･･･藤ヶ谷は？
北「藤ヶ谷?!」
藤「北山･･･。お前、本気なのか？」
北「彩花が死んで･･･恋なんて出来ないと思ってた。でも･･･彩花の妹に出会って･･･死んだアイツの面影が･･･Aちゃんにはあったんだ。やっぱり、実姉妹だって思った。」
藤「でも、玉の気持ちも考えろよ。アイツだって、彩花のことが好きだったんだ。でも、彩花は･･･玉ではなくお前を選んだ。Aちゃんは、玉に譲ってやれよ。」
北「彩花が生きてたら、俺は･･･彩花の妹ちゃんを玉に譲ってもいいって思ってた。けど･･･もう、彩花はこの世にはいないんだよ。」
藤「分かった。俺が、Aちゃんに会って･･･あの子の本当の気持ちを探ってみる。姉思いのAちゃんだったら･･･」
北「藤ヶ谷!!」
と言って･･･撮影に向かった藤ヶ谷･･･。
撮影を終えた藤ヶ谷は、横尾渉と二人で、彩花の妹･･･Aに会いに行った。
藤ヶ谷と横尾が、お店に着くと･･･ちょうど･･･女の子が出てきた。
藤「ねぇー。ちょっといい？」
加「えっ？もしかして･･･藤ヶ谷くんと横尾くん？」
横「やっぱ･･･バレちゃったか。」
加「こんな所で何してるんですか？誰かに見られたらまずいんじゃ･･･」
横「Aちゃんって･･･まだ、仕事中かな？」
加「Aは、今日はおやすみです。」
藤「どこに行ったか分かる？」
加「亡くなったお姉さんのお墓に行ってます。」
藤「ありがとう。」
彩花が眠っているお墓に向かった。2人･･･
そこに居たのは･･･
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作者名：みぃーちゃん | 作成日時：2019年10月7日 13時
