No.06 ページ6
萌々花を母に預かってもらい、夜の仕事に向かったA。
常連客A「おっ!きたきた。俺らのアイドルAちゃんが。」
『ビールでいいですか?』
常連客B「Aちゃん。そろそろ・・・結婚とか考えてくれた?」
『ごめんなさい。今は、まだ・・・誰とも結婚する気ないんです。』
さ「後藤さん。Aちゃんは、亡くなった旦那さんのことが忘れられないのよ。」
『そう・・・じゃないんです。私、好きな人がいるんです。』
さ「そうなの?」
『でも・・・絶対に叶わない人なんです。私の好きな人・・・。』
さ「大丈夫よ。きっと・・・その好きな人に、Aちゃんの思い・・・届くはずよ。」
『だといいんですけどね?』
すると・・・Aのスマホが鳴った。
着信”お母さん”
『はい。もしもし?』
萌「ママぁ〜泣」
『萌々花!?どうしたの?』
母「萌々花。怖い夢を見ちゃったみたいで・・・いきなり、ママ〜って泣き出しちゃったのよ。」
さ「Aちゃん。今日は、もういいから、早く帰ってあげなさい。」
『すみません。すぐ帰るから。』
お店から、母の家までは、車で約20分の距離。
『萌々花!!』
萌「ママ〜泣」
萌々花は、Aの顔を見ると・・・すぐに抱きついた。
母「やっぱり・・・。母親の方がいいのね?」
『お母さん。やっぱり・・・シングルマザーってダメなのかな?』
母「そんな事ないわよ。Aは、頑張ってるじゃない。お母さんは、立派だと思うよ。」
『だけど・・・こうやって、萌々花に寂しい思いをさせちゃってるんだよ。父親が必要なのかな?』
母「萌々花だって分かってるわよ。あんたの気持ち。だから、パパが欲しいなんて言ってないじゃない。今の萌々花には、あんたさせいればいいのよ。」
『諒ちゃんが遺してくれたお金や小さい頃からずっと貯金してたお金が残ってるから、出来るだけ、萌々花と一緒に居られるように・・・するよ。連れて帰るね。』
母「困った事があったら、いつでも頼りなさいよ。私は、ずっとアンタの味方なんだからね。」
『ありがとう。お母さん!!』
そして、眠ってる萌々花をチャイルドシートに乗せて、家に帰っていった。
その頃・・・仕事を終えた千賀は、撮影中もずっと・・・Aや萌々花の事を思っていたのだ。
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kismywest1021(プロフ) - すみません、これってもしかして千賀くんのソロ曲を元ネタにしているんですか?お話のタイトルを見たらそう思いましてコメントしました見たら (2022年10月18日 23時) (レス) @page22 id: d68da0ea92 (このIDを非表示/違反報告)
奈未(プロフ) - 続き早く読みたいです! (2021年11月9日 19時) (レス) @page23 id: 2f776bcfc0 (このIDを非表示/違反報告)
このみ - 秘密な恋 (2020年10月3日 14時) (レス) id: 25b3f023e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃーちゃん | 作成日時:2019年5月13日 0時