Story.39 ページ40
北「脅迫状?」
岩「お前らだけじゃない。俺の大切な家族も危害が起きるって・・・」
宮「岩ちゃんの家族って・・・両親は亡くなったって言ってたよね?一人っ子だったって・・・」
岩「嘘ついてた。俺は、一人っ子じゃない。俺には、年の離れた妹がいたんだよ。」
藤「年の離れた妹さんって・・・今、何歳??」
岩「20歳だ。」
北「20歳って・・・」
岩「そう・・・お前達が、今・・・お世話になってる人の娘さんも20歳だろ?」
横「岩木さん・・・妹さんって、Aちゃんなんですか?」
岩「いや・・・Aちゃんじゃない。俺の妹は、もう・・・この世にはいない。」
千「この世に居ないって・・・死んじゃったって事?」
岩「あぁ・・・。2011年の夏に・・・な。」
藤「その妹さんとAちゃんは、どんな関係??」
岩「俺の妹とAちゃんは・・・。いとこ同士だったんだ。つまり、俺と妹は、Aちゃんの父の兄の子供なんだ。」
千「岩ちゃんとAちゃんは、いとこ同士だったんだ。」
岩「俺にとって、奈津美だけが、俺の心の支えだったんだ。」
二「岩ちゃんが、辞める必要なんてないじゃん。」
岩「奈津美が死んで、俺は・・・心が折れそうなくらい辛かったんだ。そんな辛い思いをしながら、お前らのマネージャーでいられない。俺は、社長に相談して・・・お前らのマネージャーを辞めることにしたんだ。」
宮「そんなの・・・岩ちゃんの勝手じゃん。妹さんが、亡くなったのは・・・岩ちゃんのせいじゃないよ。」
岩「社長も宮田と同じような事を言ってくれた。」
藤「岩ちゃん。もうひとつ聞かせて。加奈ちゃんって・・・誰?」
岩「加奈は、俺の奥さんだ。Aちゃんと一緒に・・・出掛けた男の子が、俺の息子。奏斗!!加奈との出会いは・・・Aちゃんの紹介だったんだ。」
玉「・・・」
岩「加奈は・・・いつも俺の傍にいて支えてくれてた。奏斗も授かって・・・幸せな日々を過ごしてた!!」
藤「岩ちゃん!?」
岩「加奈は、奏斗を産んで・・・産後も順調に回復してた。頑張った加奈に・・・社長が、お前らのLIVEコンサートのチケットを2枚用意してくれてたんだ。」
横「俺らのコンサート??」
岩「あぁ・・・。コンサート当日、加奈は、大好きだったAちゃんとハチ公前で待ち合わせしていたんだ。でも・・・加奈は、時間になっても来なかった。」
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ニカミツ(プロフ) - つまらなかった (2021年6月14日 22時) (レス) id: dd48dc504b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃーちゃん | 作成日時:2019年3月17日 15時