Episode48 ページ48
「元カレとやり直すことにしたぁぁ？？？！」
突然大声を出したユウキに、店内のお客さん全員の視線が注がれる。
慌てて「すみません」と頭を下げながら、私たちは体を小さくして座り直す。
サトルから復縁を申し込まれた数日後。
私は仕事終わりにユウキを食事に誘い、そのことを打ち明けたのだ。
「だってA、あんなひどいフラれ方したの忘れたの？！」
「忘れてないよ！忘れてないけど･･･サトルがあんな真剣な顔するなんて、初めてだったから」
「はぁ〜。それで、ヨリを戻すことにした、と？」
「う、うん･･･まぁ･･･」
「そう･･･」
ユウキは何か考え込むような顔でビールの入ったグラスに口をつけた。
「Aが決めたことなら、私は何もとやかく言わないけどさ。ちょっと残念だな」
「え？」
「私はね、Aはみっくんとうまくいってるんだと思ってたから。何だか２人、いい感じだったし、みっくんもAのこと好きだと思うし」
「え！！？」
今度は私が店内の視線を集めることとなり、再び周囲に頭を下げながら、恥ずかしさをごまかすためにグラスのお酒を一気飲みした。
「北山さんが私のこと好きだなんて･･･ユウキの思い違いだよ」
「そうかなぁ？私は自分の勘、あながち間違いじゃないと思うけど。あの花火大会の夜だって、私とニカちゃんが部屋に戻ったとき２人はベランダにいたでしょ？２人の後ろ姿はまるでカップルだったよ？」
ユウキにそう言われて、私はあの日北山さんが言いかけた言葉を思い出した。
“俺、Aちゃんのこと……”
私は思い切り頭を左右に振ってその光景を脳内から振り払う。
「とにかくもう一度、サトルを信じてみようと思う」
そう言うとユウキは、「そう…分かった」とただ静かに頷いた。
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SaYaKa(プロフ) - yndreamv0mm0vpqさん» コメントありがとうございます!!たくさんドキドキしてもらえるように頑張ります^ ^ (2018年8月2日 7時) (
レス) id: d50237b6e9 (このIDを非表示/違反報告)
yndreamv0mm0vpq(プロフ) - 今後の展開がすごく気になります。2人はどのようにして再開し、恋に発展して行くのか。ドキドキ。楽しみにしています。 (2018年8月1日 18時) (レス) id: 59b8f94fa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SaYaKa | 作成日時：2018年7月31日 1時
