Episode4 ページ4
「あ！すいません！！ヤバイヤバイ！スマホ、大丈夫ですか？」
そう言ってこちらを振り向いた彼の顔に、何となく見覚えがあるような気がしたけれど、そんなことは一旦置いといて、私は水浸しになったスマホを取り上げた。
ハンカチで水分を拭き、ホームボタンを押してみたけれど、画面は黒いまま何の反応も示さなかった。
「もしかして、壊れた…？」
年下の方の男性に「何やってんだよ、ミツ！」と責められた彼は心配そうに、「ヤバイヤバイ」と青い顔をしている。
「ちょっと借りてもいいですか？」と言うのでスマホを手渡すと、何度かボタンを押してみたりしていたが、やはり画面が明るくなることはなかった。
「大丈夫ですから、気にしないで下さい」
私は彼からスマホを受け取りながらそう言うと、そのままバッグの中にしまった。
「いや、でも…弁償します！」
「そんな。本当に大丈夫ですから。機種が古いからそろそろ買い換えようと思ってたところですし、いい機会です」
「いや、ダメです！俺の不始末ですから。マジで弁償します！」
必死にそう言いながら謝る彼を見ながら、実は内心ホッとしていた。
(電源が入らなければ、サトルから連絡が来るかもなんて変な期待して待たなくて済む)
ボンヤリとそんなことを考えていた私を見て、落ち込んでいると勘違いしたのか、男性は一層顔を青くして謝っている。
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SaYaKa(プロフ) - yndreamv0mm0vpqさん» コメントありがとうございます!!たくさんドキドキしてもらえるように頑張ります^ ^ (2018年8月2日 7時) (
レス) id: d50237b6e9 (このIDを非表示/違反報告)
yndreamv0mm0vpq(プロフ) - 今後の展開がすごく気になります。2人はどのようにして再開し、恋に発展して行くのか。ドキドキ。楽しみにしています。 (2018年8月1日 18時) (レス) id: 59b8f94fa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SaYaKa | 作成日時：2018年7月31日 1時
