あだ名の時間 ページ40
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暫しの沈黙の中生徒達の笑いが教室中に響いた。
「何ビクビクしてんのさ、さっきまで殺すとか言ってたくせに。」
「ビッチお姉さんかわいーっ！」
業の言葉に続いて、今まで殺気だっていたAも彼女を指さしながら大笑いしていた。
「なっ！何よ！あんただってさっきからずっと私のこと嫌ってたくせに……。」
気にしていたのだろうか。
そんなイリーナに、女でありながら不覚にもときめいてしまう。
「確かに嫌いだけど、だって今の先生、すごく可愛かったから！」
はじめて微笑んだAの姿を見たイリーナは泣きそうになりながらも"何よ、それ"と笑って見せた。
「何か普通に先生になっちゃったな。」
「もうビッチ姉さんなんて呼べないね。」
隣同士の前原、岡野がそう言えばイリーナは感動のあまり両手で口を塞ぐ。
「呼び方変えないとね！」
岡野の提案に賛成者が手を上げる。
「日暮ー、なんかないの？」
「えぇっ？なんで私？」
一番後ろの席にいるAへと前原が興味気に案を聞く。
「元は日暮が付けたあだ名だったしさ。」
前原の言葉に納得したAは顎に手を当てて真剣に考える。
「そうね……。じゃあ。
"ビッチ先生"で！」
期待の目で彼女を見ていたイリーナが石となり砕け散った。
生徒達からは好評のようだ。
「えっと……せっかくだからビッチから離れてみない？ほら、気安くファーストネームで呼んでも構わないから、ね？」
手を招くようにして生徒達に呼びかけるイリーナ。
しかし、今まで"ビッチ"で固定されていた名前をすぐに変えられるほど生徒達も甘くはなかった。
「そんなわけでよろしく、ビッチ先生！」
「授業始めようぜ、ビッチ先生！」
倉橋、三村の"ビッチ先生"というワードが出会った頃のように胸にぐさぐさと突き刺さる。
「キィーーッ！やっぱり嫌いよあんたたち!! プロを舐めてんじゃないわよクソガキ共！」
顔を真っ赤にして叫ぶイリーナだったが、それも生徒達からの愛嬌として笑いで返されてしまった。
「かわいいじゃん！」
「かわいくない!!」
倉橋の言葉にムキになるビッチ先生。
「さっきまで殺意の目で見てたくせに、女ってのはわかんないもんだね？」
業の呟きは周りの笑いで掻き消される。
「それでねー、奥田さん！」
ふと、隣の幼馴染みに目を向ける。
「(ま、別にいいけどね。)」
楽しそうに奥田と会話を繰り広げるAの姿を見た業は満足気に笑みを零した。
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ぜろ(プロフ) - 更新お待ちしています（ ; ; ） (5月4日 16時) (
レス) id: 8c08daaa99 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きな莉愛 - 優花さん» 私もネガティヴ何でね。別に馴れ馴れしくて大丈夫ですよ！明るい人とかはそういう人いそうなので。ネガティヴな発言になる前にダメだった場合のことを想定していってみればどうですか。｢迷惑だったらごめんなさい~~｣とか先に言えばどうですか？黙病だったの可哀想です (2018年8月26日 22時) (レス) id: ed92431d27 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 15時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
優花 - 勇気の時間の迷惑じゃないかな…とかなってるとことか私に似すぎて逆に吹いたw既読無視はダメだし,やりたいけど迷惑…不参加でも非協力的だのなんだので省られそう…とか考えちゃうんです…ネガティヴなんですよ´・д・` (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
優花 - ………長々と愚痴ってすいませんでした。いきなりなれなれしく話してて本当にすいません。 (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2017年9月9日 17時
