新任の時間 ページ30
.
朝からなんてめんどくさい人たちに絡まれたのだろう。そんな重い気持ちの中 教室の扉を横に開けるA。
「おはよう日暮さん。」
欠伸をひとつしながら、教室へ二番のりしてきたのは日暮Aであった。
一番早く来た渚は読んでいた本から目を離して彼女に挨拶をする。
「おはよー、渚くん。」
「随分疲れてるみたいだけど、何かあったの？」
気だるそうな彼女を心配して、声をかける。
「浅野くんたちと出会(でくわ)した……」
「それは……悲惨だったね。」
理由はそれだったか、と納得した渚。
「せっかく早起きしたのに三文損した気分だわー。」
そういいながら自らの席へつくA。
「あはは……。そういえば、今日はカルマくんと一緒じゃないんだね？」
業が殺せんせーに手入れされた翌日から、毎日一緒に登下校を繰り返していた二人が珍しくバラバラであったことが気になり、問いかける渚。
「そりゃ、恋人でもないんだからいつでも一緒ってわけじゃないわよ。」
変な勘違いされたくないし、と意外とドライな彼女に渚は業へ同情した。
「今日だね、新任の先生。」
ふと、今日来る予定の先生へと話題を変える渚。
「昨日烏間先生が言ってた外国の先生よね。どんな人なんだろう。」
鞄から教科書を取り出しながら、新任の先生像を思い浮かべるA。
「まぁ、まともな人じゃないことは確かだろうけど……。」
そんな、何気なく呟いた渚の言葉が見事的中することとなることを二人はまだ知らない。
そんな期待と不安を胸に、生徒達はホームルームを迎えた……のだが。
「今日から来た、外国語の臨時教師を紹介する。」
烏間先生が珍しく何とも気まずそうに生徒達へ紹介する。
「イリーナ・イェラビッチと申します。皆さんよろしくー！」
それもそのはず。新しく新任してきたのは殺せんせーにベタベタと魅力的な身体をくっつけてはクネクネと動く女の先生だったからだ。
「(すっげぇ美人)」
「(胸やべぇな……！)」
一部の男子達からの印象は絶大なものである。
「(で、何故べったべたなの？)」
「(イラッとするわー。)」
それに対して、女子の片岡や岡野は疑問とイライラを心中に収める。
何故彼女のような人が先生を許可されたのかは烏間先生から告げられた。
なんとも、本格的な外国語に触れさせたい学の意向という素晴らしい理由で。
「無駄に腹立つ。」
リズムよく人差し指で机を叩き、新任教師を見るA。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 194人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぜろ(プロフ) - 更新お待ちしています（ ; ; ） (5月4日 16時) (
レス) id: 8c08daaa99 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きな莉愛 - 優花さん» 私もネガティヴ何でね。別に馴れ馴れしくて大丈夫ですよ！明るい人とかはそういう人いそうなので。ネガティヴな発言になる前にダメだった場合のことを想定していってみればどうですか。｢迷惑だったらごめんなさい~~｣とか先に言えばどうですか？黙病だったの可哀想です (2018年8月26日 22時) (レス) id: ed92431d27 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 15時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
優花 - 勇気の時間の迷惑じゃないかな…とかなってるとことか私に似すぎて逆に吹いたw既読無視はダメだし,やりたいけど迷惑…不参加でも非協力的だのなんだので省られそう…とか考えちゃうんです…ネガティヴなんですよ´・д・` (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
優花 - ………長々と愚痴ってすいませんでした。いきなりなれなれしく話してて本当にすいません。 (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あかり | 作成日時：2017年9月9日 17時
