約束の時間 ページ28
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「もう二度と、こんなことしないで…。」
自分でもわかるくらいの涙声。
「うん、わかった。」
互いの肩に頭をあずけ、約束を交わす二人の姿を見た渚は安心のため息をついた。
「したら絶交するから!!」
「ははっ……それは勘弁……。」
胸板をトンと軽く叩き、釘をさすAの言葉に業は力なく笑った。
「よかったね、殺せんせー。二人が仲直りし…………て」
そんな雰囲気をぶち壊す様な輩が一人。
「殺せんせー、何してるの」
渚が隣の殺せんせーに目を移すと、彼は何やらメモをとっていた。
「にゅるふふふ。カルマくんと日暮さんの恋愛ラブロマンスがかけそうなのでメモをと……。」
顔色を桃色に変えて、執筆する殺せんせーの前に一つの影が差す。
「誰と誰のラブロマンスですって？」
顔をあげれば、笑みを零しながら銃を持つAの姿。顔は笑っているものの、彼女の目は決して笑っていなかった。
「ひひっ、日暮さん！！業くん！！こ、これは違うんです！」
「何が違うのよこのタコッ！」
弁解をしようと音速で慌てる殺せんせーに、容赦なくBB弾を撃ち放つA。
「(ほんと……殺意が湧いてくる。でも、さっきとは違う。)殺すよ、明日にでも」
Aの攻撃を避けつつも、業の宣戦布告に"健康的で爽やかな殺意"と評して顔色を二重丸へと変える。
「もうその変にしといて帰ろうぜA、渚くん。帰り飯くってこーよ。」
がま口財布を片手に業が言う。
「お寿司食べたい。」
殺せんせーの攻撃をやめたAがボヤく。
「いいよ？海斗も連れてこいよ。俺が奢ってやるからさ。」
「うんっ！」
頭に乗る少し大きい手。業の優しさを久しぶりに受けたAは笑顔で返事をした。
「あぁっ！ちょ、それ先生の財布！」
先程からチラつかせる業の財布には心当たりがあった。そう、自分の財布だ。
「だから、職員室に無防備に置いとくなって。」
どうやらお昼休みの間にくすねていたらしい。
「か、返しなさい！」
「いいよ？」
あっさりと言われたとおりに殺せんせーの財布を投げて返す業。
……しかし。
「な、中身抜かれてますけど!?」
開いた口が塞がらない殺せんせーに業がトドメの一言を放つ。
「端金だったから"募金"しちゃった。」
舌をぺろっとだし、笑う業にこの世の終わりを思わせる様な悲痛な叫びをあげる殺せんせー。
今の先生を例えるとするなら"ムンクの叫び"それがお似合いだとAは心の中で思った。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ぜろ(プロフ) - 更新お待ちしています（ ; ; ） (5月4日 16時) (
レス) id: 8c08daaa99 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きな莉愛 - 優花さん» 私もネガティヴ何でね。別に馴れ馴れしくて大丈夫ですよ！明るい人とかはそういう人いそうなので。ネガティヴな発言になる前にダメだった場合のことを想定していってみればどうですか。｢迷惑だったらごめんなさい~~｣とか先に言えばどうですか？黙病だったの可哀想です (2018年8月26日 22時) (レス) id: ed92431d27 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 15時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
優花 - 勇気の時間の迷惑じゃないかな…とかなってるとことか私に似すぎて逆に吹いたw既読無視はダメだし,やりたいけど迷惑…不参加でも非協力的だのなんだので省られそう…とか考えちゃうんです…ネガティヴなんですよ´・д・` (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
優花 - ………長々と愚痴ってすいませんでした。いきなりなれなれしく話してて本当にすいません。 (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2017年9月9日 17時
