お見舞いの時間 ページ14
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あれからどれくらい眠ったのだろうか。ふと部屋の時計に目を移すと針は3時を指していた。
「……喉、渇いた……。」
さすがに寝る前から何も飲んでいないのはキツい。まだ重だるい身体を起こして台所へと向かう。
すると、家中にインターホンが鳴り響いた。宅配だろうか？そう思い、モニター画面を確認してみればそこには……。
「磯貝くん!?」
どうして彼が？そんな疑問を抱えながらAは恐る恐る玄関の扉を開けた。
「あっ！日暮、大丈夫か？」
扉を開ければ何やら紙袋を持った磯貝の姿。いきなり扉が開いたので少し驚いたみたいだけれど。
「これ、みんなからの見舞い品と今日やった授業内容纏めといた。」
「私に……？」
紙袋を受け取ると、中には美味しそうなお菓子や授業ノートが入っていた。何度か瞬きをして彼に礼を言うA。
「ありがとう、磯貝くん……こほっ！」
「危なっ！……まだ熱あるな。」
扉にもたれかかっていた彼女だったが、咳で体勢を崩してしまい倒れそうになる。その身体を慌てて支えた磯貝は彼女の額に手を当てる。
「とにかくまだ安静にしてないとな。
部屋、入ってもいいか？」
紙袋を玄関前に置き、磯貝はAの肩に腕を回して家の中へと入っていく。
なんとかベッドに運んだ磯貝に小さな声でお礼を言うA。カルマ以外を家に呼んだことがなかった彼女にとって、今は変な気持ちになる。
「お腹すいてないか？もしあれなら、お粥ぐらいなら作れるけど。」
「食べたい……」
気前が良く、優しくて料理もできる。噂に聞いていた通りのイケメンぶりに少し頬を染めた。
「了解っと。日暮、台所借りるぞ？」
「んー……。」
腰を上げて立ち上がり、台所へと向かう磯貝の背を見つめるA。きっと彼のことが好きな人たちはこういう所に惚れたんだろうとしみじみ思う。
暫くすると、台所から部屋の方まで美味しそうな匂いが漂ってくる。どこか懐かしく、安心するのは何故なのか。
開かれた目はそっと閉じられ、Aはそのまま眠りについてしまう。
「おやすみ、日暮」
意識と夢の狭間で、そう言ってくれた磯貝の声が聞こえたような気がした。
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「ふわぁ……また寝ちゃ……きゃぁぁあ!?」
「ぎゃぁああああ!?」
目を覚ましたAが上体を起こすと、そこには黄色い生物。もとい殺せんせーがいた。
驚いた彼女が悲鳴をあげると、その悲鳴に驚いた殺せんせーも叫び声をあげる。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ぜろ(プロフ) - 更新お待ちしています（ ; ; ） (5月4日 16時) (
レス) id: 8c08daaa99 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きな莉愛 - 優花さん» 私もネガティヴ何でね。別に馴れ馴れしくて大丈夫ですよ！明るい人とかはそういう人いそうなので。ネガティヴな発言になる前にダメだった場合のことを想定していってみればどうですか。｢迷惑だったらごめんなさい~~｣とか先に言えばどうですか？黙病だったの可哀想です (2018年8月26日 22時) (レス) id: ed92431d27 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 15時) (レス) id: 7c63adecef (このIDを非表示/違反報告)
優花 - 勇気の時間の迷惑じゃないかな…とかなってるとことか私に似すぎて逆に吹いたw既読無視はダメだし,やりたいけど迷惑…不参加でも非協力的だのなんだので省られそう…とか考えちゃうんです…ネガティヴなんですよ´・д・` (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
優花 - ………長々と愚痴ってすいませんでした。いきなりなれなれしく話してて本当にすいません。 (2017年10月18日 1時) (レス) id: 009eab373c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2017年9月9日 17時
