取引先の彼【センラ】

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｢ひーーー！酒って美味いなぁ！！｣


『当たり前やろセンラ！舐めんな酒を！』

｢何やねんお前！急に酒語りだして！｣



気づけば月日は1年経った。

前より仲良くなった気がするし同棲もし始めた。



『今日は家帰ったらセンラが漬物作ってお酒片手に撮り溜めたビデオみよ』

｢オケはよかえろ｣

『5杯飲んだらかえろ』



いつもの日常。

毎週金曜日、いつもの居酒屋でお酒を交わしてその日の夜は撮り溜めたビデオを見る。




『せんらは私と居て楽しい？』

｢こんなに楽しいんやから、楽しくないことないやろ｣

『ならよかった。』




取引先からの恋愛ってあるもんなんだなぁ、って思いながら酒を飲む。



｢Aも、センラとおって楽しい？｣

『世界で1番楽しんでると思う』

｢なんやねん俺らラブラブやんけ｣

『酒飲みすぎカップルじゃん』

｢せやなぁ、｣




あの日に出会ってなかったらこんなに楽しいこともなかった。

あの日に運命の糸を引いてなかったらこんなに楽しい人に出会うこともなかった。




『センラ、ありがとう』

｢んひ、こちらこそな。｣






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