鬼になった元柱【鬼滅の刃】

09 ページ9

.






｢A、なんで簡単について行った？｣

『違うの！聞いて無惨様、…派手派手さんに、連れていかれて起きたらあんなところにいた！』

｢……そうか。｣



怒らせてしまった？無惨様を怒らせてしまった？



『……ごめんなさい』

｢…どうして謝る？｣

『…Aが悪いの、…耳に、花札をつけた男の子に会った。竈門炭治郎くんって言うんだって。

でも、私の名前知ってた。Aって名前、知ってた。

でも、私は知らなかった、竈門炭治郎くん、竈門禰豆子ちゃん、…無惨様の元へ連れていけば私は無惨様に沢山褒めて貰えてたのに…！』





無惨様は困った顔をした。

でも、少しだけ優しい顔もした。



｢Aはいい子だ。竈門炭治郎を見つけて連れてこようとしたんだろう？ほかの上弦とは違う。とってもいい子だ。

ご褒美に好きな物買ってあげよう。明日は繁華街にもう一度私と行こう。それまでに欲しいものを決めとくんだ。もう朝になる、日を浴びては行けない。｣




手を引かれて私の部屋まで連れていってくれた。

優しい無惨様だ。



｢ゆっくりおやすみ、可愛いA。｣





.

10→←08

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す