らぶらぶかっぷる 【センラ】

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みんなが家に来てから数日後のお話なんだけどね。


実は仕事帰りに知らない人に襲われて首に傷がついちゃったんだよね。

センラにバレないように絆創膏で隠してるんだけどバレそうな気しかしないんだよねぇ。


なんて思ってたのもつかぬま。秒でバレたよ



「A〜！仕事おつかれおかえり！」


なんて笑顔で飛びついてくるから、ただいま、なんていいながらぎゅーって。


「あれ？この絆創膏どうしたん？」

『虫に刺された』

「こんな時期に？寒いのに虫とかおんの？」

『蚊ぽいのにさされた』

「ほんま？」

『ほんま』



なんだか質問攻めが怖くていつかボロっと言ってしまいそうで、


「首元に絆創膏とかえっちいなぁ。」

『ばかなんじゃないの』


しつれいするでぇ、なんて言って嫌な予感がした。

センラの動きを止めようとした前に首元の絆創膏が一気に剥がされた。


ああ、終わりだ。



「…これ、虫刺されちゃうよなぁ？明らか切り傷やけどAちゃんはどう言い訳すんのかなぁ？」


ニヤニヤされながら言われたってだってぇ、知らない人に襲われた、なんて言えば一生外には出してくれなさそうだしその人殺しそうだからマジで怖いと思うよ。



でもここは正直に言うべきなんだろうなぁ。





『…知らない人に襲われました』

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