新メンバーオーディション受かったんだけど？Stpr

誰かいる？ さとみside ページ47

Aが行きたいって言うラ○トキとか
言うお店にいる。

Aとは二手に別れて服を見ている。

今の子供ってブランド服着るんだ。

なんかちょっと不思議な気持ちだった。

可愛い感じの白いワンピースを2着見つけて
札を見る。

さ「5630、、、」

たっか！！！

え？これで？嘘だろ？

もうひとつは、、、？

さ「6320、！」

やばい。やばいぞ！

2着とも買おうと思ったけどどっちかに
しなきゃなぁ。

2着目の方が可愛いと思うけど高い。

1着目は高いけど2着目よりマシ。

さ「うーん、。」

悩んでいたその時。

『さとみくーん！！』

Aが猛スピードで走ってきて
腕に抱きついてきた。

さ「わぁ！！何！？」

思わずビビる。

ほんとどーしたんだよ、いきなり。

さ「どうかした？？」

すると明らかに何かを隠してる顔で言うA

『う、ううん！なんかかわいい服
見つかったかなって！』

それだけならあんな猛スピードで
走ってこないだろ。

それにさっきからずっと後ろ気にしてるし。

やっぱなんかあったのか、、、？

その時、Aの後ろを店員が通り過ぎた。

その足音にAがビクッとして振り向く。

足音にビビる。後ろを気にする。

やっぱりあれしかない。

、、、誰かにつけられてる。

自分では必死に気づかないふりしてるけど、
Aは心の中で気づいている。

実はさっきから俺もおもってた。

明らかに不自然な足音が頻繁に聞こえる。

Aが聞いた足音も全部聞こえてたけど、
他の足音も全部聞こえていた。

Aが気づいてない時も、
1分に1度はなってた。

リスナーさん？

それくらいしかいないだろ、つけてくる人。

でももう誰かにつけられてるのは確定だ。

だって、外の看板の脇に服の裾が
見えるから。

さっきから覗き込むような動きをして揺れたり
引っ込んだりしてる。

さ「ちょっと待ってて！」

もしかしたら危険かもしれないから
Aには待っててもらうことにした。

『えっ、、？』

Aはちょっと驚いたような顔をしていたが
その場で待っててくれた。

さりげなく看板の裏にいる人には
見えない位置に移動する。

でもこっちからは見える。

少し動揺しているようでゆらゆらと服の裾が
揺れている。

そーっと覗き込むと下半身だけ見えた。

5人。

5人全員の足が後ろを向いた瞬間を
見計らって前の棚に移動する。

これで顔を確認できる。

賭けで素早く顔を出す。

さ「！？！？」

見えたのは、驚きの人物だった。

まさかの、、、→←2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す