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逃げるようにしてその場を後にし、迷わず棘の部屋へと駆け込み棘に抱きついた。
行成抱きついた僕に棘は戸惑ったような気配を出したけど今の僕にとってはそんなことどうでもよかった。
唯だアイツからされた事を棘で上書きしたかった。
なん何だアイツは
何だったんだよさっきのアレは。
心臓がバクバクと音を立てる。
多分棘にも丸わかりだ。
「何かあった?」
耳元で呟かれる案の定棘に心配された。
棘の息が耳にかかり思わず体がビクリとはねる。
言えるわけない
担任から出会ったその日にキスをされ、告白じみた事を言われたなんて。口が裂けても言えない。ましてや、棘に…大好きな棘になんて……言えるわけが無い。
『なんでもない。』
「話して」
その瞬間ストンと体から力が抜け口が勝手に動き出すした。
『五条先生からキスされて告られた』
「拓哉」
棘が小さく僕の名前を発して僕の頬を撫でる
その声は何処か寂しいそうで、熱を含んでいた。
ても、きっとそう感じたのは僕の気のせいだ。
僕の棘への想いが棘に届くことは無い。
棘も僕も男だ。努力なんかでどうにかなることじゃない。
僕らには家の事だってある。どちらも家の跡取りだ。僕が棘に告白したところで報われることは無い。
『ずるいよ棘……術使うなんて。でもごめん。男が男にキスされたとか気持ち悪いよな。しかも担任からとか……んで、焦って棘に抱きついたとか迷惑だったよな…ほんとごめん。』
それから、すぐ棘から離れると僕は自室に戻った。
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長らく更新してなくてごめんなさい。
許してクレメンス。
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ゆゆ(プロフ) - marshmallowさん» コメありがとうございます!!好きって言って貰えて嬉しいです!!頑張って書きますので今後もよろしくお願いします(><) (2020年12月28日 19時) (レス) id: c667f26187 (このIDを非表示/違反報告)
marshmallow - めっちゃ好きです!!こんな作品を待ってました!ありがとうございます!!!めちゃくちゃ続きが気になります!更新頑張ってください!! (2020年12月28日 16時) (レス) id: e03baad889 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆゆ | 作成日時:2020年12月27日 23時