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目黒と友達になってから数日。

あれから毎日お昼を一緒に食べているし、交換したのをいい事に毎朝メールを送ってくる。


だだ、周りの目は気にするようになったらしく、明らかに女子に睨まれることは減った。






「じゃあ、前やったテスト返しまーす」






この間の数学のテストが返ってくる。

隣の人には負けたくない…。






「はい取りに来てー」






名前順に、"頑張ったな"とか"もうちょい"とか言われながら返される。

苗字が渡辺で後の方な私は、ただソワソワして首を長くして待っている。






「渡辺ー」




「『はい』」




「あそっか。翔太の方の渡辺は次な。笑」





後ろの席の渡辺が不貞腐れる。

そっちの渡辺も初めて同じクラスになった1人で、目黒と同じサッカー部らしい。






「はいAの方の渡辺。」




『普通にAでいいです』




「はい、頑張りましたー」






69点。

いや奇数かよ…!
1点とるか落とすかしたかったんだけど。



項垂れながら自分の席に戻ると、目黒が話しかけてきた。






「Aちゃん何点だった」




『なんで目黒に教えるの』




「友達じゃん」




『うわ、嫌い』




「そんなこと言わないでよ。笑」






渋々テスト用紙を見せる。
そしてちらっと目黒のも見る。






『え、目黒70点』




「そう」






"俺の方が取れた"とでも言いたいのか。ドヤ顔でこっちを見ている。

しかも。





『え、17って答えて当たってんじゃん…!!』




「そう。凄くね?笑」




『まじで他の数字言ってりゃよかった』




「奇跡起きたわ」






先生が忘れ物を取りに行っていてザワザワしている教室の中、謎にショックを受ける私。






『…実力で言ったら私の方が上だかんね』




「えー、運も実力の内、とかあるじゃん」




『はあ、嫌いだわ』




「すぐ嫌いって言う。笑」

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作者名:MooN | 作成日時:2022年1月31日 20時

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