鬼殺隊員兼、審神者になりました！弐

漆 ページ9

べベン




白露屋敷から出た後、聞いたことのある不吉な音が鳴り響いた。





三日月「琵琶の音？」




『…！！！』




白「この音……主！！！」





まずいっ！！！！！





『白！！！！三日月から目を離さないで！』




次の瞬間、地面から襖が出てきて一気に落下して行く。





『白！！三日月！！居ますか！？』




三日月「大丈夫だ！」





白「主！！俺は刀に戻ったほうが良いよね！？」






『いや、私が合図するまでそのままで！』






三日月「主！落下地点が見えたぞ」






大きな音を立てて着地した先には上弦の月、そして鬼舞辻無惨が揃っていた。






まずいな…




これだけの人数は流石に相手に出来ない。






五分もしないうちに私の首は繋がってないだろう…。






『こんのすけ…私の言葉が聞こえたら頭の中だけで返事をして』




こん《はい！こちらこんのすけです！》





よし、連絡は取れる。





『今から2分後、帰還ゲートを開きながら3秒以内に私と三日月の事を本丸へ返せる？』






こん《はい！可能です。合図をしてくださればそこから2分後にお迎えにあがります！》






『わかった。では合図をしてから2分後、』





この作戦はこんのすけにかかってるからね…

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