三十 ページ33
「鋼鐵塚だ。お前の刀を作った。中に入れろ」
「あ、はい...お入り下さい(え!?えっ?炭治郎の刀作った人じゃん!?イケメンの...)」
随分と強引な鋼鐵塚さんを中に招き入れると、当然だと言わんばかりにずんずんと家の中を進んでいってしまう。
なんて失礼極まりないのだろうか。
私が彼の通った道を通ると、彼はもう座って私を待っており、私もその近くに座った。
すると、いきなり刀を取り出し、私に持てというように、刀を差しだしてきた。
「取れ。さぁて、なんの色に変わるかねぇ...俺が作ったんだから、色が変わらないとか__」
「はい取らせていただきます」
このまま行くと、すっと語りそうな勢いだったので、言葉を遮り、すぐに刀を持った。
すると、刀は桃色、青色、オレンジ、白...と、四色の色が私の刀についた。
水の呼吸は、青色が普通の筈なのだ。
どうしよう、私、水の呼吸が合わな___
「なんて綺麗なんだ!!流石俺の作った刀!!!!」
「んぉ......」
気迫に、声が漏れざるおえなかった。
私の刀を見ては、ブツブツと語り初め、最後には「流石俺の作った刀」がついた。
飽き始めた頃、鱗滝さんたちがやって来た。
「話を聞いてやれ......四色?」
「ひっ...違っ、違うんです__」
「綺麗だ」
「...え?」
鱗滝さんから出た言葉は、“綺麗”という、褒める言葉だった。
青色じゃないことから、もしかしてがっかりされるのかと思っていた。
どこか、ほっとした。
ほっとしたのもすぐで、烏が窓から入ってきたと思ったら、「任務!任務!カァ!!」と入ってきたので、気が抜けなかった。
それにしても、四色......か。
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るる - 錆兎がいいです!!! (5月26日 22時) (レス) id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡(プロフ) - 主さんの書き方がとても面白くて見てて楽しいです! (2020年1月4日 19時) (レス) id: dc2340447c (このIDを非表示/違反報告)
ログインしたい - 鷺宮雪沙さん» あっ、返信遅くなりました済みません...それただ出てきたものを適当に打っちゃったんですかね...?直しておきます、細かいところまで見てくれてありがとうこざいますぅぅ! (2019年9月9日 7時) (レス) id: 8fe8447a5f (このIDを非表示/違反報告)
鷺宮雪沙(プロフ) - 毎度楽しく萌えさせて頂いています。実は一つだけ疑問がありまして、36話の大人の色気のところの話で、夢主が「フェロモン」を「フォルモン」と言ったのはわざとでしょうか?わざとではないならフォルモンってホルモンみたいで面白いなって思っただけなのですが:-) (2019年8月31日 21時) (レス) id: 7959eb2ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ログインしたい - 皆さんありがとうございます!ここから続編で募集しますので、私のコメントより後になると、増えませんのでご了承下さい! (2019年8月16日 14時) (レス) id: 8fe8447a5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明晰夢を毎回みたい! | 作成日時:2019年8月11日 9時