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二十七 ページ30

「Aさん、出掛けない?女二人で!」

「おんn......良いよ?うん。どこに?」

「下の街!!」


ああ、遊ぶところはそこしかないのだろうか。

だって、あの二人と遊んだときもそこだったのだ。いやとてもとても幸せな時間だったけども。

そう感じたところで、錆兎君が視線をこちらに向けずに口を開いた。


「......二人でか?」

「うん?そうだよ?」

「__俺もついていく」


皆驚いて、誰も言葉を発しなかった。
一番驚いているのは真菰ちゃんなのだろう、目を開いている。

そこから、真菰ちゃんは震えた声で、ついてくるのはどうしてか?を問う。

動揺しすぎの声だ。


「...女性二人だと危ないからだ」

「あ、大丈夫だよ?今回は日輪刀...の、短剣持っているから、きちんと斬れるから」

「__分かりました、気をつけて」


まだ何か言いたげだったが、納得したかのように、それを了承した。
親のようで、笑ってしまいそうだった。母性?

少し不満な真菰ちゃんは、私の裾を引っ張って、早く、と急かした。
されるがままにそのまま山を降りた。



・・・



「錆兎、あれが特殊だっただけで、今回は大丈夫なはずだ。安心しろ」

「は、い......」


浮かない顔の錆兎は、鱗滝さんの言葉で少し落ち着きを取り戻したようだ。
そわそわしているのは俺もそうで、またAさんが鬼に遭遇しないか...それが、心配だ。

今回はちゃんと鬼を倒せる、としても。


「さ、錆兎。鍛錬しない?」

「...ああ」


気を紛らわす言葉だった。

こうでもしないと、こう...なんだろう、今にもAさんのもとに走って行ってしまいそうだ。




普通に何もありませんでした

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るる - 錆兎がいいです!!! (5月26日 22時) (レス) id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡(プロフ) - 主さんの書き方がとても面白くて見てて楽しいです! (2020年1月4日 19時) (レス) id: dc2340447c (このIDを非表示/違反報告)
ログインしたい - 鷺宮雪沙さん» あっ、返信遅くなりました済みません...それただ出てきたものを適当に打っちゃったんですかね...?直しておきます、細かいところまで見てくれてありがとうこざいますぅぅ! (2019年9月9日 7時) (レス) id: 8fe8447a5f (このIDを非表示/違反報告)
鷺宮雪沙(プロフ) - 毎度楽しく萌えさせて頂いています。実は一つだけ疑問がありまして、36話の大人の色気のところの話で、夢主が「フェロモン」を「フォルモン」と言ったのはわざとでしょうか?わざとではないならフォルモンってホルモンみたいで面白いなって思っただけなのですが:-) (2019年8月31日 21時) (レス) id: 7959eb2ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ログインしたい - 皆さんありがとうございます!ここから続編で募集しますので、私のコメントより後になると、増えませんのでご了承下さい! (2019年8月16日 14時) (レス) id: 8fe8447a5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:明晰夢を毎回みたい! | 作成日時:2019年8月11日 9時

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