鈴の音［鬼滅の刃］ (ページ19)

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十六話　　炭治郎side ページ19

それから、鱗滝さんは、夜が明ける前までに山を下ってこいといった

禰豆子とAは預かったのだが、Aを見て、驚いていた

やはり、顔見知りなのだろうか

最初は鼻が利くからと高をくくっていたが、仕掛けや、罠があり、おまけに俺たちが住んでいたところよりもはるかに空気が薄い

なんとか明け方には戻ってこれ、鱗滝さんに認められた

そこから、一年。縄付き山下りを毎日やらされた。徐々に罠はむずかしいものになっていったが、

鼻を使って、罠をかぎ取っていた

そして、全集中の呼吸。

岩を斬るまで、最終選別にはいかせないと言われ、挑戦してみたものの岩は切れず

偶然鱗滝さんの弟子、錆兎と真菰もきて、一緒に修行を手伝ってくれたおかげで、岩を斬ることができた

そして最終選別の日まで、禰豆子とAは目覚めなかった

とくにAはずっとずっと目を覚ましていない、はやく、覚めてほしい

そして、最終選別、異形の鬼がいたものの、頸を斬ることができ、最終選別が突破した

そして、鱗滝さんのもとに戻ると

バンッと大きな音で空いたドア、そこから手をつないだ禰豆子とAの姿があった

竈門「うわぁ！！！禰豆子！！A！！！！二人ともっ、起きたのかぁあっ！」

すると、二人とも同時にこちらに駆け寄ってくる

俺も、駆け寄るが、最終選別のけがが少しひどく、途中でこける

竈門「いってて…」

と起き上がると、禰豆子とAに抱きしめられた

涙が止まらなかった

竈門「っ、二人ともっ、禰豆子なんで急に寝るんだよ…！Aもどうしてずっと目を覚まさないんだよ…！二人とも、ずっとおきないしさぁ！！

っ、死ぬかと思っただろうがぁ…！！」

その時どこからか、木の落ちる音がした

そして、また誰かに抱きしめられた

鱗滝「…よく、生きて戻った」

その日、俺はしばらく泣いていた

そして、禰豆子とAと鱗滝さんと俺で話をしていた

鱗滝「それにしてもAが鬼になっていたとは…」

俺「あ、それ、ずっと思っていたんですけど、知り合いですか？」

鱗滝「…この前の錆兎と真菰を知っているだろう。

Aと晴明が救ってくれた。」