鈴の音［鬼滅の刃］ (ページ18)

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十五話　炭治郎side ページ18

俺「ど、どうしたら止めを刺せますか？」

天狗の面…この人…

「人に聞くな

自分の頭で考えられないのか」

足音がしなかった

刺してもだめなら…頭をつぶすしか…

頭骨を砕いて完全につぶすにはやっぱり何度か石を打ち付けないと……

苦しむだろうな一撃で絶滅させられるようなものはないか

そう考えていると夜が明けてしまった

鬼は日に当たっただけで、消滅してしまった

俺「あ、あの…」

「儂は鱗滝左近次だ

義勇の紹介はお前で間違いないな？」

俺「は、はい…竈門炭治郎といいます

妹は禰豆子で、さらに箱にいるのがAで…」

鱗滝「…A…？」

？なんだ？そういえば、冨岡さんという人も、Aのこと知っていたような…

鱗滝「いや…まさかな…

炭治郎、妹たちが人を喰った時おまえはどうする」

突然の質問に、おれは固まる

禰豆子が？Aが？人を？喰ったら？

すると、すぐに平手打ちされた

鱗滝「判断が遅い

お前はとにかく判断が遅い朝になるまで鬼に止めを刺せなかった

今の質問に間髪入れず答えられなかったのは何故か。お前の覚悟が甘いからだ

妹たちが喰った時やることは二つ

妹たちを殺す、お前は腹を切って死ぬ

罪なき人の命をお前の妹が奪う…それだけは絶対にあってはならない

…儂の言っていることがわかるか」

俺「はい！！」

鱗滝「では、これからお前が鬼殺の剣士として相応しいかどうか試す

妹たちを背負ってついてこい」

そういわれて、俺は急いでその人の後を追った