鈴の音［鬼滅の刃］ (ページ15)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:11,166 hit

十二話　　炭治郎side ページ15

夢だろうか

どこかわからないが、母ちゃんの声が聞こえた気がした

母カ「…置き去りにしてごめんね炭治郎。

禰豆子と一緒に、Aを頼むわね」

思わずハッとして、そこにあった布をつかむ

そこには竹を加えた禰豆子とA。

「起きたか」

さっきの人だ…！俺は禰豆子とAを守るように抱きしめる

冨岡「狭霧山の麓に住んでいる鱗滝左近次という老人を訪ねろ

冨岡義勇に言われてきたと言え。

…今は日が差していないから大丈夫なようだが、妹たちを太陽のもとに連れ出すなよ。

それと」

その時、冨岡さんは悲しい匂いをさせた

冨岡「Aのことを頼んだ」

すると、その人は一瞬で消えた

とりあえず、助かった…のか？それに、Aの名前も…。

まだ目を覚ましていない。先ほどあった深い傷の所には、止血されている

俺はもう一度おんぶ紐でAを抱え、禰豆子と一緒に家族を埋葬した

そして、先ほど言われた鱗滝さんのもとへ、禰豆子と歩いた

そして、途中で太陽が出たとき、先ほどあの人が言っていたことを思い出した

太陽のもとに連れていったらいけないんだった…

俺は禰豆子に洞窟のようなところに入らせ、ここでAと少し待ってるように言う

街の人に声をかけた

俺「すみませんがあそこの籠と藁竹を少々いただけますか？」

「そりゃかまわないけど…籠は穴が開いてるぞ」

俺「はい、お金を払います」

「いや、いらんよ穴の開いた籠だぞ」

俺「いえ、払います」

「いや、いらん竹も藁もやるよ」

俺「でも払います！！」

「いやいらんて！！頭の固い子供だな！！」

俺「納めてください！！小銭ですが！！」

そういって俺は、その人にパァンッと音を鳴らして、小銭を渡す

そして竹をもらって

俺「ありがとうございました！！！」

「いってー」

俺はさっきの洞窟のようなところに戻る

俺「禰豆子

あれっ？禰豆子いない！！Aも！！」

するとひょこ、と穴から出てきた

俺「いた！！」

どうやらAも抱えていたようだ