淡い恋心

魘夢 最後の悪夢 ※弥生様リク ページ14

魘夢さんが炭次郎に斬られた後のお話です

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魘夢side



くそっ!!!!!
体が崩壊する再生出来ない……


俺は全力を出せていないのに!!
人間1人も喰えなかった……



俺は負けるのかｧ!?死ぬのかァ…!?
うぅ…意識も朦朧としてきた……




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なんだ？ここは……

俺は…やられたのでは無かったのか…?




?「魘夢さん」




あれは……

俺が初めて人を助けた唯一人間だ


あいつがあいつの親に殺されかけているのを助けた



何故助けたのか…それは、Aに一目惚れしてしまったからだ


だから助けた


A…





貴「どうしたんです?いつも以上に顔色が悪いですよ?」


魘「そうかなぁ?」





Aの隣には俺がいた


あぁ…そうかこれは昔の記憶か……夢なのか…





貴「あ！薫衣草が咲いてますよ！！」



魘「あぁ…ホントだね」


貴「もうこの花が咲く季節になったんですねー」



そう言いながらAは薫衣草に近づいた



貴「ﾌﾌｯ綺麗ですね」


魘「Aの方が綺麗だよずっと見つめてたいくらい」



貴「なっ…////」



魘「可愛い)ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ」


そう言いながら俺はAの頭を撫でていた



貴「…魘夢さん」


Aがいきなり真面目な声で俺を読んできたから少し驚いた




魘「どうしたの?」



そう言ったらAは俺の前に薫衣草を差し出してきた




貴「魘夢さんは鬼なので人間の私と会える時間も限らています。夜しか会えません。でも私は貴女に会いたいです、」


貴「鬼と人間…交わることがない存在がこんな関係になってはいけないと思いますが、そんなの関係ありませんからね？私は貴方が私を助けてくれた時からお慕いしてますから)ﾆｺｯ」




魘「俺もだよ。あの日からね?
どんなに鬼と人間という関係でもいつでも会いに行くから…」



貴「はい！」


そう言って彼女はとびきりの笑顔を見せてくれた





貴「ところで、薫衣草の花言葉は知っていますか？」



魘「え？分からないなぁ」


貴「花言葉はね……」






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幸せな夢から醒めた




あぁ…A、会いたい…
こんな所で死にたくない!!



Aが待っているのに…



魘「最悪な……悪夢だ………」









「A…」

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