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第佰伍拾参話 ページ26


・________




無一郎がAの元へ辿り着く数十分前………………




時透side




今日もいつもと変わらず任務を終え、自分の警備担当地区に向かっていた時向こう側から1匹の鴉が僕の方へ飛んできた。




よく目を凝らしてみると、それはAの鎹鴉で。




琥珀「カァ!!伝令!Aガ目ヲ覚マシタ!!」




時透「!!やっと目覚めたんだ…!」




ただ鴉の様子がおかしかった。Aが目覚めたなら、もっと喜んでる筈なのにゼェゼェと息を切らしカァカァと鳴いて止まない。





時透「なに?どうしたの、Aに何かあったの?」




琥珀「Aガ目覚メタ途端ニ病室ヲ抜ケ出シタ!!ソンデアンタノ警備担当地区ノ一ツ藤紅山へ行ッタンダ!」




時透「…は?」




抜け出したって……Aは1ヶ月も眠ってたんだよ?そんな急に動ける訳……いや、でもAの事だからきっと何か理由がある筈だ。




琥珀「ダカラ今スグニソノ山へ行ケッテ……オイ!チョット待テ!!」




鴉がそう後ろで叫んでいるけど、関係なしに僕は藤紅山へと走った。




早く…早く………




もう日も落ちて来ている……一刻も早く……藤紅山へ向かわなければ…





ただその一心で僕は走り続けた。





_____

__________




藤紅山へと入った途端、ズシリと鬼のドロドロとしたオーラが辺りに漂っていた。




そして何処からか聞こえてくるAの“ごめんなさい”と謝り続ける声。




そして少し開けた所に出た途端に、僕の目に映ったAの姿に喉がヒュッと鳴った。





_____Aが自身の胸へと日輪刀を突き刺そうとしていたから。




時透「…Aッ…!!!」




僕は手が切れるのもお構い無しに、日輪刀をガシッと掴みAの手が届かない所へと投げた。




『…?!』




時透「…はぁ…間に合ったっ…」

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(プロフ) - ヤルネコさん» 誤字でした.......教えて頂きありがとうございます!! (2020年4月12日 16時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ヤルネコ - 第佰陸拾参話で、『!!名前・・・』は、どういう意味ですか? (2020年4月12日 15時) (レス) id: ad493a3440 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 若葉さん» オチですか.........決めてないですね。でもいつかアンケートを取ろうかなと考えています^_^ (2020年3月13日 18時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - おっ!!いいですね〜オチはどうするか決めているんですか? (2020年3月12日 22時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - にゃんこさん» ありがとうございます^^煉獄さん推し!!!かっこいいですよね! (2020年2月6日 10時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月19日 10時

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