気づいたら柱になってた 肆！【鬼滅の刃】

第佰参拾壱話 ページ3

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私が過去を見始めてから2日。だんだんと記憶が鮮明になってきた。




血を取られていたあの黒髪の男の子は、私の兄であるという事が明らかになった。まだ全てを思い出した訳ではないから、あの頭痛は時々起こるけど。




幼 A「兄さん兄さん！！！｣




兄「……」




幼 A「？兄さん、…どうして元気がないの？」




兄「！！…そんな事ないよ、どうしたの？」




幼 A｢絵を描いたの！！じゃーん！！！」




兄「Aは絵を描くのが上手だね。｣




幼 A「えへへへ」




なんでこれ程仲の良かった兄の事を少しも覚えてないだろ、私。




それに兄さんの顔色がとても悪かった。きっと血が足りてないんだと思う。今すぐにでも傷を手当してあげたいのに、私は過去の人物達に干渉できない。…何も出来ない。





今すぐにでも教えてあげられるなら言いたい。








　




　








　






　






　

＿＿＿＿＿＿＿貴方達の親は実の子供達が稀血である事をいい事にその血を採取して、鬼に売って金にしているって。





金が貰えれば子供の体調なんて…状態なんて関係ない。私達は愛している実の子供として見られてるんじゃない、金になる為の道具としか見られてないんだって。

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