第8話 ページ10
呆然としていたリツカに声をかけたが、何故か反応しない。
俯いてプルプルしているし…流石に怒っただろうか。
A「リツカ?無視しすぎてしまったのなら謝ろう。
どうして答えてくれないんだ?」
するとリツカはガバッとこっちを向いて
立香「そんなことないよ!ただ、背負い投げ?かな?が
ほんとに鮮やかに決まってて、カッコいいなぁって思って呆然としちゃってたんだ。
こっちこそ無視してごめんね。」
A「いや、気分を害していなかったらいいんだ。
少し返事がなくて心配になっただけだからな。」
投げてみたいならやり方を教えようか?と聞くと、
それはまたの機会に…とやんわり拒否された。
そして場の空気を変えるように
立香「最初からいろいろあって紹介が遅れちゃったね。
アルさん。自己紹介お願いしまーす!」
この一言でざわざわしていた食堂が一気に静かになった。
リツカは凄いな。
A「オレはキャスター。A・アルツィオーネだ。しがないガラス職人だが、
少しでも役に立ってみせよう。
因みにさっきも言ったと思うが、オレはこんな格好に口調だが、
れっきとした女だ。昔は女の職人は歓迎されていなかった故のコレだ。
あまりからかうのはよしてほしい。」
そう言うと、皆が一様に拍手してくれた。
中には関係ないとそっぽを向いている者もいたが…。
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アルっさん(プロフ) - フェニックスさん» 初コメありがとうございまぁぁす!うちのエミヤはママみが強いんですよ! (2018年11月19日 10時) (レス) id: e19e7f95da (このIDを非表示/違反報告)
フェニックス(プロフ) - エミヤ、オカン!!! (2018年11月17日 21時) (レス) id: 8e3aac7538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルっさん | 作成日時:2018年9月21日 14時