第3話 ページ5
言われた通り待っていたが…
暇だ。もう一度言う、すごく、暇。
誰か通りがかったりしないだろうかと思っていると、日本の”キモノ”を着たリツカと同じくらいに見える少女がこちらに歩いて来て…オレの前で止まって…すごくいい笑顔で話しかけて来た。
因みに目は光ってなかった。
⁇「貴女が安珍様の新しいサーヴァントですか?」
A「安珍様…?ああ、リツカの事か。そうだ。A・アルツィオーネという。貴女は?和装の乙女よ。」
清姫「マスターではなくリツカと呼んでいるのですか⁉……まぁ、いいでしょう。それぐらいは許せる度量のある女にならなくては…。私は清姫と申しますの。そんなことより、ますたぁに手出しをしたら、私が黙ってはいませんよ?最も、そんなことする前に妖しい動きをし次第燃やしますが。」
燃や…?
A「手出し…?いや、恋愛対象云々以前に、オレはこんな口調に格好だがれっきとした女だ。それに女の職人は心も体も純潔を保たねばならないからな、そのような不祥事は起きんだろう。
そのように心配して予備線を張っておくほど、貴女はマスターが好きなんだな。」
清姫「当然ですわ。私の愛の大きさは溶岩をも超越致しますのよ。
………貴女女なんですか⁉」
なぜそんなに驚いたのか聞いたところ、色々な部位を隠す気がない服を着ているのに
男装だと言い張る何処ぞの皇帝が居るかららしい。…本当に色々いるんだな。
A「まあ、例えオレが男であろうとも、きっと日々ガラスの事ばかり考えて恋愛とか言うものにはカスリもしなかっただろうよ。関わるとしても、恋人に贈るアクセサリーの依頼があった時ぐらいしかないだろうな。……ってことで」
清姫「?」
オレはちょっとした術式を展開してカラーガラスを使ったネックレスを作り上げた。
最も、工房で手作業で作ったものではないので、あまり模様はつけられなかったが。
A「貴女に差し上げよう。初めてオレに話しかけてくれた方だからな。
後で同じデザインの物をリツカに贈っておこうか?」
清姫「いいんですの⁉またますたぁとの関係が深まってしまいますわ♡ありがとうございます。では、ご機嫌よう。ウフ、ウフフ♪」
そして上機嫌で清姫は去って行った。
その後他のマスターガチ勢に見せびらかして優越感に浸る清姫が至る所で目撃されたらしい。
………………………………………………
うちのきよひーは 比較的安全なきよひーです。
呼び方間違えてました…
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アルっさん(プロフ) - フェニックスさん» 初コメありがとうございまぁぁす!うちのエミヤはママみが強いんですよ! (2018年11月19日 10時) (レス) id: e19e7f95da (このIDを非表示/違反報告)
フェニックス(プロフ) - エミヤ、オカン!!! (2018年11月17日 21時) (レス) id: 8e3aac7538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルっさん | 作成日時:2018年9月21日 14時