陽光と硝子【FGO】【ガウェイン】 (ページ40)

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第33話ページ40

半ば引きずられるようにして食堂には辿り着いたが、
予想通り沢山のサーヴァントでごった返していた。

途中で医務室に寄ったのもいけなかったかもしれない。
ドクターロマンが怒ってきたのも。

ジャンヌ「うぅ、既にこれだけ集まっていたら難しいかもしれませんね…。」

A「今日はわたしに付き合ってもらっていたから出発が遅れたんでしょう？
なんかごめんね…？」

ジャンヌ「いいえ、良いんです。私も楽しかったので！
Aさんの言う通り次があります。その時は一緒に食べましょう‼」

A「ありがとう。ジャンヌは優しいんだね。」

そういうとジャンヌは真っ赤になった。

立香「はいはいはーい！そんな2人にはステキなプレゼントがありまーす！」

A/ジャンヌ「⁉」

急にリツカが飛び出してきたので驚いた。

聞けば、丁度レイシフトから帰ってきたその時に食券の販売が始まったらしく、
きっと間に合わないだろうと思ってわたし達の分まで確保してくれていたらしい。

途端にジャンヌは顔を輝かせた。

ジャンヌ「では、3人で食べられるんですね‼早速注文しに行きましょう！」

A「あぁ、しかし、リツカはすごいな。わたし達のことまで気を回してくれるなんて。」

リツカ「なっ、これくらいなら私にだって出来ますぅ‼」

A「そうかそうか、ありがとう。」

そんな言葉を交わしているうちに、わたし達の前にはほくほくと湯気を立て、
半熟の卵が輝いているオムライスが。

なるほど、確かに美味しそう、というか確実に美味しいなこれ。

空いていた席に並んで座り、早速食べ始める。

言葉で表せない程に美味しかった。
卵は見た目通りにすごくふわふわしているし、
下に入っているケチャップライスは少し酸味の効いた甘さがあって、
とにかく美味しかった。
ジャンヌが絶対食べると息巻いていたのもよくわかる。

気づいたらお皿は空になっていて、少し残念に思ったが、
また食べたいと思った。

食器を片付けた後

立香「じゃあ、これから30分後に中央管制室に集合ね。
初レイシフト、期待してるよ、アルさん‼」

A「あぁ、期待していてね。でも、リツカはもう少し休まなくていいの？
午前中からほぼぶっ通しでしょ？」

立香「私は全然大丈夫！慣れてるから！」

A「そう…なら良いんだけど。」

休める時に休むように一応伝え、わたしは食堂を後にした。

さて、何処に行こうか。