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O9. ページ10

キラキラしたお屋敷についた私たち。





宏光「ここが私のおうちです。」





「え!?お城から近い〜それにこんなにキラキラしたおうち、全部北山のなの??」





あかりお嬢様がいたお城と同じくらい大きいお屋敷は北山のおうちだったなんて…一体、北山は何者なの……?





宏光「まぁ、あの学校通っている他のお嬢様もみんなお城から近いおうちに住んでいるんです。」





「北山、お金持ち??」





宏光「私はお金持ちじゃないですよ、全てお金はここの学校の1番美しいと言われているお嬢様の…………あ、失礼しました、とりあいず入りましょ?」





ん??1番美しいお嬢様???そんな人がいるの…?ここの学校って誰がいるのかなんて分からないよ?と頭の中ははてなで浮かんでいながら、北山のおうちに入った。





______________________

「わぁぁぁぁ!!きれ〜い!!!!広い〜!!!!」





この広さ、このキラキラしたお部屋をみてこれからここで暮らすなんて思うとテンションが上がった。





「お布団〜!!やっとベットで眠れるよぉ〜!」





宏光「そう言えば、Aちゃんってママとパパと…あと誰がいるの?」





ふかふかお布団に飛び乗る私それを見ながら質問してきた北山。





「んー、お兄ちゃんがいるよ!」





宏光「…Aちゃのこともっと知りたいんだけど…。辛くないのなら教えてくれたりしないかな?」





「え、んー。」





テンションは元に戻りお布団に座った私は考えた。ママとパパのこと。私の家族のこと北山に話していいのかって言うのを…。幼稚園の藤ヶ谷先生に





太輔「家族のことあんまりいろんな人に話しちゃダメだよ?」





と言われたから……いや、でも、これからずっと一緒にいる北山だもん。私ももっと北山のことこの学校のこととか色々知りたいから…





宏光「な〜んてな、無理だよねっ!」





「んーん、はなす。」





って言うと北山は驚いた顔をしたが、すぐに真面目な顔になった。





「私が幼稚園に通い始めてすぐにね、ママは病気で天国行っちゃって…パパは交通事故で天国行っちゃったの。私はそんなこと知らずに幼稚園のみんなと遊んでいたんだけど、先生からママとパパが死んじゃったことを知って。。。」





あぁ、私また涙でそうになってきちゃった。でも、しっかり伝えるもん。……北山に悲しい話だけど、知ってもらいたいから。。。

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作者名:らぁら | 作成日時:2019年8月21日 6時

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