検索窓
今日:61 hit、昨日:3 hit、合計:321,654 hit

3-36「宿泊ハプニング!」 ページ36

オンボロ寮─談話室




グリムとユウはオンボロ寮を追い出され、私とウツボツインズがここに泊まることに。


…いやなんで?







「ジェイドォ〜。

他の部屋もすっげぇ汚ぇ。埃やべーしさぁ。」


「ふむ、やはり掃除はしておいた方が良いでしょう。

流石にユウさんの部屋を3人で使うのは狭いでしょうから。」









私は2人に挟まれ、ただ無心でいる。あ、因みにソファに座ってます。


…それはもうだんまりですよ。

だって話したくないもん。



2人が淡々と会話している途中、つり目が言った言葉に私は目を剥くことになる。









「では僕はAさんと同室ということで。」


『…は?』









今、コイツなんてった?

私と…同室?


私が驚いていることに疑問を持ったのか、つり目はコテンと首を傾げた。








「何か問題でも?」


『いやアンタ私の性別分かってるよね?』


「?勿論でしょう?」


『じゃあなんで男女同じ部屋で過ごすっていう思考回路があるのかが聞きたいんですけど!?

ていうか聞きそびれてたけど、私がアンタらの担保になったって話、ウチの寮長は知ってるワケ!?』


「同室に関しては貴女の監視も兼ねてです。

イデア寮長には“お話”して納得して頂きました。」








あ、監視…んなことしなくていいわ!!!!


ここで逃げ出すとかアホなことしないし!!自分で決めたんだから!

それに寮長とお話って絶対それ脅したヤツ!!!!あの人コミュ障故に脅しに弱そうだからチョロかった、とか思ってんだろコイツ!!!!!




表情が崩れる事のないつり目と、それを面白そうに観察するタレ目。

…これ3日間ももつかな…いつかストレスでぶっ倒れそうなんだけど。





…とにかく、今日はもう疲れた。




そう思い、ソファから立ち上がる。









「キンメダイちゃんどこ行くの?」


『シャワールーム。んで寝る。

私の荷物返して。』








タレ目から荷物をぶん取り、相手の呼びかけも無視してシャワールームへと向かった。

3-37→←3-35



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (175 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
376人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カリナ - 3_48でクスクス笑うタレ目とかかれてありますがつり目では無いでしょうか? (2021年8月30日 17時) (レス) id: 5c46ccd9a8 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - カナさん» ハッ!本当ですね、ダメです女バレしちゃう……!!カナ様、ご指摘ありがとうございます。訂正しました! (2020年12月26日 12時) (レス) id: 30c3420c66 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - 3―10でおもいっきり私って言ってるけどいいんですか? (2020年12月26日 12時) (レス) id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - この作品をお待ちしている皆さん、ありがとうございます!そしてパスワードの状態が長くなり。申し訳ありません(汗)今書き途中でパスワードをさせて頂いています。もう少しで更新致しますので、ご理解とご協力よろしくお願い致します。 (2020年12月5日 9時) (レス) id: 30c3420c66 (このIDを非表示/違反報告)
ただの腐女子(プロフ) - 続きが読みたいです。 (2020年12月5日 6時) (レス) id: fe7c6e1aa3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:KK | 作成日時:2020年11月30日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。