検索窓
今日:19 hit、昨日:1 hit、合計:321,565 hit

3-14「学園ビジネス!」 ページ14

オンボロ寮─談話室





オンボロ寮に辿り着いた私達。

その時ジャックに噂の事を聞かれたので、説明をすることに。







『私が聞いたのは

「テストでいい点が取りたいなら」っていうのだけ。

どんな風に噂が立ったのかは知らないけど、その効果は絶大だったようだね。』


「じゃあ、頭にイソギンチャクを付けられた奴らはテストでいい点を取るために

噂を聞きつけてアズールと契約し、まんまと騙された…

って事で間違いなさそうだな。



上位50位に入ることって条件だったようだが

アレだけ大量の生徒と契約していれば

ほとんどの契約者が50位からあぶれることになる。

最初からアズールはそれを狙ってたって事か。」


「あ、悪どい…

でも、グリムが80点以上取るなんておかしいと思った。」


『これで色々合点がいったね。』







その瞬間、再び思い出したのかジャックが怒り始める。

どうどう。






「自分の力を周りに示せる機会を棒に振るなんざ、それこそバカだ。」









「学園の生徒全員が、ハウルくんの様に自意識強めで面倒臭い…





いえ、真面目だったら私も苦労しないんですがねぇ〜。」


『「!?」』


「ウワッ!学園長!

ビックリした!」








…そうだ。そうだった。

この人音もなく現れるんだった。丁度このシーンで。

ていうか心臓に悪いな。マレウス先輩並みに。





私達が驚くのをよそに、学園長はこう言う。


今年も“商売”を止めることができなかった。と。






「…学園長、何か知ってるんですか?」






ユウが何か勘付いたように学園長に聞く。

…この子、最近頼もしくなってないかな。気のせい?





とここで、学園長はアズールの話をし始めた。




2年で寮長になるという実力を持つアズール・アーシェングロット。

でも、問題があると。









「問題って、詐欺行為の事か?

だったら学園長が命令して、やめさせればいいじゃないすか。」







…それができたら、このカラスも苦労しないだろうよ。







『ジャック。“そうできない”ことを、アズールがしてんじゃない?』


「「!」」


「そう、コックスくんの言う通りです。

私が教師だからこそ、彼の行為を禁止できないのです。」

3-15→←3-13



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (175 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
376人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カリナ - 3_48でクスクス笑うタレ目とかかれてありますがつり目では無いでしょうか? (2021年8月30日 17時) (レス) id: 5c46ccd9a8 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - カナさん» ハッ!本当ですね、ダメです女バレしちゃう……!!カナ様、ご指摘ありがとうございます。訂正しました! (2020年12月26日 12時) (レス) id: 30c3420c66 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - 3―10でおもいっきり私って言ってるけどいいんですか? (2020年12月26日 12時) (レス) id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - この作品をお待ちしている皆さん、ありがとうございます!そしてパスワードの状態が長くなり。申し訳ありません(汗)今書き途中でパスワードをさせて頂いています。もう少しで更新致しますので、ご理解とご協力よろしくお願い致します。 (2020年12月5日 9時) (レス) id: 30c3420c66 (このIDを非表示/違反報告)
ただの腐女子(プロフ) - 続きが読みたいです。 (2020年12月5日 6時) (レス) id: fe7c6e1aa3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:KK | 作成日時:2020年11月30日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。