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『…別に、これは誰も悪くないと思います。
確かにルールがあれば守るべきだ。
それはただ単にやっちゃいけないからだけじゃなくて、
それをしたらその人が危ない目に遭うかもしれないというリスクがある場合だってある。
それを考慮した上で、貴方も、貴方のお母様もルールを厳しく、そして忠実に守ってきた。
ただ、それがすべて正しいわけじゃない。
その食い違いの結果です。』
『…でもね、これだけは言えます。
誰だって間違いはするもんです。』
「！！！！」
『どれだけ完璧な人でも、間違っちゃうんですよ。
だから今回は、リドル先輩が“間違ってしまった”
だったらどうするか。
間違ったらゲームオーバーじゃないんです。
やり直せばいいんです。
何が間違ってたのかを考えてみて、改善点を見つけて…
そうやって、人間成長するもんでしょ？』
『今回の間違いは「ルールで人を縛り付けすぎてしまっていた」ことと
「己でさえもルールで縛り付けすぎていた」こと。
だったら、一旦自由になりましょ？
それで、また考えたらいいんです。
何が最善かを。ね？』
リドル先輩の瞳がこれでもかというくらい開かれ、そして
「…うん。」
彼は静かに頷いた。
すると次の瞬間
ﾊﾟｷﾊﾟｷﾊﾟｷ!!!!!
「GYAAAAAAAAA!!!!!!」
ﾊﾞﾘｲｲｲｲﾝ!!!!
闇の化身が、鏡が割れるような音と共にその姿を消した。
それと同時に空が元の晴天を取り戻す。
そしてリドル先輩は力尽きたのか、その場に倒れ込む。
「リドル！」
「リドル君！」
「「リドル寮長！」」
「リドル先輩！！」
リドル先輩が倒れたと同時に、みんな一斉に彼の下へと駆け出していった。
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凛 - 2章10話の最初にグリムが言った「魔法の使いすぎで〜」がリドルが言ったことになってます。初投稿で指摘して申し訳ありません!! (2022年7月24日 7時) (
レス) @page28 id: 36990451b2 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - ふうかさん» あっ！本当ですね！ご指摘ありがとうございます！訂正しました！ (2021年1月4日 6時) (レス) id: 30c3420c66 (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - 2ページ目の「魔法が使えないユウと炎魔法の、しかも火力の少ない力しか持たないリドルに枝が襲い掛かる」のリドルではなくグリムだと思います...気に障ったらすみません... (2021年1月4日 3時) (レス) id: 1bf0e3692e (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - はまぐりさん» ありがとうございます！ (2020年11月25日 12時) (レス) id: 30c3420c66 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり(プロフ) - やっっばいですね…めっちゃ面白いです！ (2020年11月25日 12時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KK
| 作成日時：2020年11月22日 9時
