第103話 ページ6
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「けどお前、爆豪のこと好きだろ」
けどお前、爆豪のこと好きだろ
けどおまえ、ばくごうのことすきだろ
kedoomae、bakugounokotosukidaro…(混乱)
……………………いやいやいやいやいやいや。聞き間違いカナ?落ち着け私。そう、聞き間違えたんだよきっと。そうだ、まさか轟からそんな話出てくるわけ…
そうだ、聞き直そう。そうしよう。
「ゴメン轟、私耳がバカになったかも。もう一度言ってもらってもいい?」
「?、それ耳鼻科行った方がいいんじゃねぇか?」
「うんその耳鼻科行く前に確認しようと思って。で、さっきなんて言った?」
「だから身十伸は爆豪のこと好きだろって」
「やっぱ耳鼻科行ってくるね。轟が私が爆豪のこと好きとか言うなんて100あり得ない」
「大丈夫だ、間違ってねぇぞ」
「ガッデム!!」
私は思わず頭を抱えた。一番恋バナなんて縁遠そうな顔してる轟が何で!?何でバレてんの爆豪のこと好きだって!!いやでもまだ確証は与えてないし何よりそれに私が頷いていない。よし、まだ挽回の予知はある。
ふぅ、と深呼吸をしてから再度轟と向き合う。
「え、普通に何でそう思ったの?」
「や、何か体育祭後から爆豪のことよく見てたし、あいつと話した後の身十伸どっか嬉しそうにしてたから」
「えぇ…因みに私のその行動と恋愛が結びつく根拠は?」
「俺に告白してきた奴が大抵視線送ってきてくる奴ばっかだったってのと、その後なんか知んねぇけど顔赤らめて他の女子ンとこ行ってたから。そういう奴に限って俺に告白してきた」
淡々と説明する轟に私は再度頭を抱える。あかん。これは確信してる。確かに顔綺麗だし文武両道でモテそうだもんなぁ。恋愛については鈍い方だと思ってたけど成程、経験則か。
…駄目だ。誤魔化しようがない。溜息をこぼしながらそうだと認めた。
「…そんなに分かりやすかった?」
「いや、他の奴らは気付いてねぇ。今んところは俺だけだと思う」
「轟鋭すぎんか???」
「そうでもねぇよ(体育祭前からずっと見てたとは言えねぇ…ストーカーだと思われる)」
因みに轟氏、Aに対して恋愛感情はない。あくまでも一目置いているだけであり友達になりたいと思っていたからなのでご了承を(By作者)
…いやマジか。まさか一番最初にバレたのが轟とか…人生何が起きるか分からないな。
「あの、できれば周りには」
「言わねぇよ、お前そういうの苦手そうだし」
「ありがと轟ィ!!!」
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みぃ - 更新再開!嬉しすぎます!!最推しの活躍に死にかけてます。続きが楽しみです! (12月16日 9時) (レス) id: 8d2c2035a1 (このIDを非表示/違反報告)
Ayaka(プロフ) - 更新再開ありがとうございます!もう一つのヒロアカ作品の更新再開も待ってます。無理をせずに更新していただけるとありがたいです!続きも楽しみに待ってます^_^ (11月30日 19時) (レス) id: de4c1d5b4a (このIDを非表示/違反報告)
Ree(プロフ) - 更新再開嬉しいです!ありがとうございます! (11月24日 13時) (レス) @page31 id: dbef1d39c6 (このIDを非表示/違反報告)
トーン - 更新気長に待ってます。一気読みしてしまいました。すごく面白かったです!この設定大好き(*≧∀≦*) (5月5日 2時) (レス) @page28 id: c13dab87c8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - とっても面白くて大好きです!更新待ってます! (2023年2月10日 5時) (レス) @page24 id: 6b7ef0d566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ば | 作成日時:2022年11月13日 18時