第121話 ページ24
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「で、どうなのよ」
「…
「あんた食べるのか喋るのかどっちかにしなさい」
先生が出前で頼んでくれた韓国料理が美味いのなんの。食べるペースが止まりません…じゃなくて、はい。話聞きますからそんな白い目で見ないで下さい。
口の中にある食べ物を飲み込んでから、もう一度尋ねる。すると先生はニンマリと笑ってから、高校生と言えば青い春じゃない！なんて言い始めた。缶ビール片手に持ってますけどもう酔ってます？？？
「なーに白けちゃって。身十伸さんもJKなんだから恋愛話の1つや2つ、好きな人の1人や2人いるでしょ？」
「恋バナに飢えてる人なら1人や2人いますよ」
「そんなどうでもいいこと教えなくて結構よ！私は！青臭いのが好みなの！！」
「それは体育祭で聞きましたって」
「まさか…A組連中恋にうつつを抜かすことなくヒーロー目指してるって言うの！？」
「…それのどこがいけないんですか？」
私の返答に先生はこれでもかってくらい項垂れ、溜息を漏らす。分かってない、分かってないわあんた達…とか言ってらしてますけど何が？
「いい！？高校生は華なの！青い春を代表する！！それを今たかがヒーロー如きに無駄にするなんて勿体ないと思わないわけ！？」
「それを言っちゃっていいんスかヒーロー」
「いい！！」
「言い切った…」
缶ビールを煽り断言した先生は酔ってるんだな。
モグモグ箸と口を進める中、必死だった先生の口角がまた吊り上がる。それに嫌な予感を覚えた私は固唾を飲むつもりだったんだけど、口の中にある食べ物を思わず飲み込む。
「…まぁ、そうやって誤魔化しても私の目は欺けないわよォ？身十伸さん？」
「な、なんのことでしょう…」
「貴女、恋してるでしょ」
「先生の勘違いでは？？？」
即答に近い形で先生の言葉を否定した。というのに先生の眼光はさらに鋭くなり、舌なめずりまでし始める。え、何これ、先生猛禽類で私獲物ですか？？？
「いーえ、あたしの中の女の勘が告げてるわ…誰なのよ狙っている男は」
「いや、だからそれ先生のk」
「くどい！」
「えぇ…」
…これ、マジで追い詰められてる。どうしよう、轟の次は先生にバレるとかシャレになんないって…！
内心冷や汗ダラダラだが、表情筋を酷使して平常心を保つ。しかしそれをミッドナイト先生が許してくれるはずもなくて…
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みぃ - 更新再開！嬉しすぎます！！最推しの活躍に死にかけてます。続きが楽しみです！ (12月16日 9時) (
レス) id: 8d2c2035a1 (このIDを非表示/違反報告)
Ayaka(プロフ) - 更新再開ありがとうございます！もう一つのヒロアカ作品の更新再開も待ってます。無理をせずに更新していただけるとありがたいです！続きも楽しみに待ってます^_^ (11月30日 19時) (レス) id: de4c1d5b4a (このIDを非表示/違反報告)
Ree(プロフ) - 更新再開嬉しいです！ありがとうございます！ (11月24日 13時) (レス) @page31 id: dbef1d39c6 (このIDを非表示/違反報告)
トーン - 更新気長に待ってます。一気読みしてしまいました。すごく面白かったです！この設定大好き(*≧∀≦*) (5月5日 2時) (レス) @page28 id: c13dab87c8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - とっても面白くて大好きです！更新待ってます！ (2023年2月10日 5時) (レス) @page24 id: 6b7ef0d566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年11月13日 18時
