第118話 ページ21
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寝起き早々心は抉られたものの、トラファルガー先生はティッシュを渡してくれたので許すことにした(何から目線)
人目を気にせず思い切り鼻をかみ、ベッドの傍にあったごみ箱に捨てる。…ドン引きした顔しないで下さい、トラファルガー先生。
私の顔が見れる程度に整ったところで、先生は丸椅子に腰かけ脚を組んだ。無駄に長い脚だと様になるその恰好にちょっぴり苛立ちを覚える。…どうせ私は脚短いよこんちくしょうめ。
「…で、内臓ボロボロにもかかわらず安静にしねぇ理由は試験クリアか否かについてか？」
「内臓ボロボロにした張本人が何言ってんですか？？？」
「責任もって治療したってのに恩を仇で返すたァ…知りたくねぇなら帰る」
「ゴメンナサイ続きをどうぞ」
ついでに治療してくれたことのお礼も言った(ついでは余計)。
私を一瞥してから溜息をこぼすトラファルガー先生が、ポツリと一言こう言う。
「…戦う前、俺はなんて言った？」
…？これは復唱すればいいのかな？
「先生に勝てない原因を見極めて克服し、実戦に移す」
「覚えてんならそれでいい」
そう言ってアッサリ立ち上がる先生。え、ちょ、合否まだ言ってないじゃんソレ！！
「それって結局私合格したんですか？！不合格なんですか！！？」
「煩ェ自分で考えろ」
「あ……逃げられた…」
ギャーギャー喚くも私に引き留める術もなく、トラファルガー先生は保健室をあとにしてしまった。
…自分で考えろって、先生の基準と気紛れと気分で合否が決まるんだから考えても分からんに決まってんでしょ！？何言ってんだあの人！！
「ってて、叫ぶと傷に響くなこれ…」
「…あの子も素直じゃないね」
「…？、素直じゃない？」
「難しく考えなくていいさね。それより親御さんに迎え頼めそうかい？あんたのその傷、今日は歩けないよ」
リカバリーガールの言っている意味が分からず、おまけにはぐらかされたのでそれ以上の追及はできなかった。
そして次に聞かれたのは、迎え。親御さんというキーワードに私は硬直する。
「…？」
「…あの、2人とも今日から出張で…」
あぁ…とリカバリーガールが察した顔をする。そう、今日から週末にかけてうちの両親いません。運が悪いことに。
これって学校に泊まらないといけないやつですか？そう聞いたら流石にそれはできないと言われた。そうですよね。先生達もお家に帰りますもんね。さて困ったどうしよう。
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みぃ - 更新再開！嬉しすぎます！！最推しの活躍に死にかけてます。続きが楽しみです！ (12月16日 9時) (
レス) id: 8d2c2035a1 (このIDを非表示/違反報告)
Ayaka(プロフ) - 更新再開ありがとうございます！もう一つのヒロアカ作品の更新再開も待ってます。無理をせずに更新していただけるとありがたいです！続きも楽しみに待ってます^_^ (11月30日 19時) (レス) id: de4c1d5b4a (このIDを非表示/違反報告)
Ree(プロフ) - 更新再開嬉しいです！ありがとうございます！ (11月24日 13時) (レス) @page31 id: dbef1d39c6 (このIDを非表示/違反報告)
トーン - 更新気長に待ってます。一気読みしてしまいました。すごく面白かったです！この設定大好き(*≧∀≦*) (5月5日 2時) (レス) @page28 id: c13dab87c8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - とっても面白くて大好きです！更新待ってます！ (2023年2月10日 5時) (レス) @page24 id: 6b7ef0d566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年11月13日 18時
