第117話 ページ20
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ズキズキ、ズキズキ。
そんな音がお似合いな痛みが全身を駆け巡り、意識が浮上した。…あれ、私なんで寝てんだろ。
むくり。起き上がればそこは雄英に来てからお世話になっている保健室。あ、そういえばさっきまでトラファルガー先生と演習試験…
「演習試験！！！！！！────いﾞっっっっっっっだァ！！？」
「喧しいよ！！」
「スイマセンッ!!」
急に起き上がったのが悪いけど、え、死ぬほど痛い！！！
痛さのあまりベッドへと逆戻りして寝転がる。く、くそ…これ絶対トラファルガー先生の武装色のせいだ…
涙目になりながら声のした方を向けば、案の定リカバリーガールがプンスコ顔で私を見下ろしている。
「全く。トラファルガーも大人気ないがあんたも身の程知らずさね。イレイザーの言葉をもう忘れたのかい？」
「敵わない相手に遭遇した時は応援を呼ぶ…けど先生達が予め考えてた試験クリア条件、全部却下されたんですが…」
「…そりゃトラファルガーが悪いね」
呆れて溜息を吐くリカバリーガールにただ苦笑いしかできない。トラファルガー先生、普段からどんだけ迷惑かけてるんですかアンタ。
そして彼女の向こう側にある窓には、オレンジ色の夕焼けが見える。…私どんだけ気絶してたの。本気で戦うたびに気絶するのどうにかした方がいいかもしれない。
────って違う違う。私が今気にするべきは怪我よりも
頭を振りながら私は再度リカバリーガールに問いかける。
「あの、私試験不合格デスカ！？」
「まぁ、カフスも付けていない、脱出も失敗し制限時間はオーバー…これだけ聞けばあんたは不合格さね」
そう、私は武装色の覇気ができたのはいいものの、結局トラファルガー先生に負けた。四皇を倒した男とやっと武装色を発動できた小娘。まぁどっちが勝つかなんて火を見るよりも明らかなんですけどね。
…じゃあ、私、補講ってこと…！？軽く絶望した。
「…」ズーン
「合否は演習試験担当のあたしじゃなく本人に聞きな」
「…へ？」
ガビーンと絶望に打ちひしがれていると、1つの気配がこちらに近づいてきた。えっぐえっぐ言いながら再度顔を上げると、そこには私を見下ろすトラファルガー先生がいて…ってちょ、何その汚いものを見たような顔は。普通に失礼では？？？
「何涙だけじゃなく鼻水垂らしてんだ汚ェ。お前それでも女か？」
「どストレートに心を抉る台詞言うのやめましょうよ」
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みぃ - 更新再開！嬉しすぎます！！最推しの活躍に死にかけてます。続きが楽しみです！ (12月16日 9時) (
レス) id: 8d2c2035a1 (このIDを非表示/違反報告)
Ayaka(プロフ) - 更新再開ありがとうございます！もう一つのヒロアカ作品の更新再開も待ってます。無理をせずに更新していただけるとありがたいです！続きも楽しみに待ってます^_^ (11月30日 19時) (レス) id: de4c1d5b4a (このIDを非表示/違反報告)
Ree(プロフ) - 更新再開嬉しいです！ありがとうございます！ (11月24日 13時) (レス) @page31 id: dbef1d39c6 (このIDを非表示/違反報告)
トーン - 更新気長に待ってます。一気読みしてしまいました。すごく面白かったです！この設定大好き(*≧∀≦*) (5月5日 2時) (レス) @page28 id: c13dab87c8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - とっても面白くて大好きです！更新待ってます！ (2023年2月10日 5時) (レス) @page24 id: 6b7ef0d566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年11月13日 18時
