第7話 ページ8
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「お友達ごっこなら他所へ行け」
なぁんて初っ端から手厳しい言葉を投げかけたのは、私達の担任だという相澤先生という男性だった。
担任なのに寝袋に身を包んで廊下にいたのなんで？とか、髪がぼうぼうに伸ばされてて無精ひげで小汚いな、とかそういうツッコミは先生の「個性把握テストをする」という一言で一気に吹っ飛んだ。え、入学式は？…あ、悠長な行事なんですね。
体操着に着替えた私達は今、グラウンドに集合し個性把握テストに関する説明を受けている。要は中学までやっていた体力テストを個性ありでやろ、とのことらしい。
お手本は入試1位の爆豪って人がすることになった。え、ソフトボール投げ67mって何。中学生の記録じゃないってそれ。
あの人の個性って何だろ───
「んじゃまぁ───死ねえ！！！」
ド派手な爆発音と共に聞こえてきた物騒な掛け声。え、死ねとかこっわ。あいつ絶対不良だ。クラスのほとんどがその台詞に目を点にしているから、思っていることは同じだと思う。よかった、私だけじゃない。内心ほっとした。
「まず自分の“最大限”を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」
相澤先生が見せた記録は“705.2m”
それに興奮したクラスメイトは面白そうと大はしゃぎだ。私は逆に心の底からビビり散らした。それって普通の人間が叩き出す記録じゃないから。前世一般ピーポーでノットファンタジーな世界にいた私からしたら恐怖でしかないから。
刹那、
「…面白そう、か」
先生のその一言に、一瞬で静まり返る。
「ヒーローになる為の3年間、そんな腹積もりで過ごす気でいるのかい？」
…え、先生おこなの？おこになったの？
「よし、トータル成績最下位の者は見込みなしと判断し、除籍処分としよう」
「「「はあああああ！？」」」
みんなと一緒にそれはもう叫んだ。折角あの試験を乗り越えて入学して来たってのに早速試練！？
「生徒の如何は
ようこそこれが雄英高校ヒーロー科だ」
今ここに、理不尽で絶望的な試験が幕を開けた。
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たぴわか(プロフ) - 緑屋…ww (2022年10月30日 17時) (
レス) @page50 id: 95267a9cac (このIDを非表示/違反報告)
ば(プロフ) - 眠さん» コメントありがとうございます！端的に言うと前世の記憶はないためヒロアカそのものを知らない、けど何故か自分が転生したこと、ワンピースの知識はしっかり持ってるという謎めいた設定です！その理由は後々分かるかも…しれないし分からないかも…って感じです (2022年10月30日 16時) (レス) id: a47860cb56 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - コメント失礼します！少し気になったんですが夢主さんはヒロアカという漫画だけ知っていて、キャラ及びストーリーなどは知らないという感じですか？ (2022年10月30日 13時) (レス) @page8 id: c3c12ef3af (このIDを非表示/違反報告)
冷凍保存食品(プロフ) - 緑屋なのおもろいwwwwwなんかめっちゃ好きだwwwwwww応援してます💪 (2022年10月26日 22時) (レス) @page50 id: 5ac8dc0a14 (このIDを非表示/違反報告)
さささ - はい！大丈夫です。ご丁寧に対応ありがとうございます！！細かくすみませんでした。本当に面白いです！頑張ってください。応援してます(*´`) (2022年10月25日 11時) (レス) @page41 id: 6ec0373f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年10月21日 0時
