第36話 ページ37
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＿＿＿＿＿ドガァアン！！！
脳無の強烈なパンチは、私をまるで玩具の様に簡単に吹っ飛ばし、近くにあった建物の壁に叩きつけた。こんなの、常人が食らったら骨折で済ませられない。
クソッタレ！あのパワーどうなってんの！？体が壁にめり込んでて抜けない！！
「んﾞ〜〜〜〜んぎぎぎぎぎぎぎ…どぅわ！？」
スポン。そんな軽快な擬音が似合うくらいには呆気なく抜け出せたが、勢い余って地面とこんにちわしてしまった。鼻潰れる…
「…あいつ、脳無のパンチ受けたのに無傷かよ…」
「全身…もれなく骨も内臓もゴムなんでね！打撃は効かん！」
「チッ」
手だらけの男に答えてやれば、男は面白くなさそうに舌打ちした。それより…と脳無を探す。ちょうどトラファルガー先生に向かって拳を振り上げている時だった。まぁ、それは彼の“シャンブルズ”で空ぶるワケだけども。
「ノーム…とか言ったか。攻撃が単調すぎるぞ。もう少し芸をするよう指示を出せ」
「…黙って死ね」
「はぁ…ROOM」
挑発に反応した男に呆れたトラファルガー先生がROOMを展開する。その範囲は私がいる場所も入っていて、固まる。
…ちょーっと、嫌な予感がするんだが？ちょ、ローさん？その気配の動きは何？やだよ私まだバラされたくないよ！？
急いでしゃがみ込めば予測通り、彼は鬼哭を脳無目掛けて振るった。縦にではなく横に。
まぁ、見事なまでの真っ二つっぷり。脳無どころかROOMで覆われた木々や建物までもが綺麗に真っ二つ。
脳無は呆気なく地面に倒れ、己の離れた上半身と下半身を交互に見ている。何をされたのか分かっていないらしい。おまけに死んでもいないんだから不気味で仕方ないだろう。
能力の詳細を知らない男は奇跡的に勘付き、避けていたが手の隙間から見える赤い目を極限まで丸くさせている。そして、その体はワナワナと震え始めた。
「…何なんだよ…！そのチート個性！！ふざけるな！！脳無に対抗できる人間なんていないんじゃなかったのか！！？」
「二度も同じこと言わせるな、お前に言う義理はねェ。俺を倒したきゃ四皇を連れてこい」
か、かっけぇ…そうだよな、四皇倒しちゃったんだから彼の敵ってもはや四皇レベルの人間しかいないよね…
トラファルガー先生の強さに驚き通り越して笑えて来た…引き攣ってるけど。
…これで、脅威はなくなったか？そう思った矢先、
手だらけの目元が不気味に笑みを形作った。
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たぴわか(プロフ) - 緑屋…ww (2022年10月30日 17時) (
レス) @page50 id: 95267a9cac (このIDを非表示/違反報告)
ば(プロフ) - 眠さん» コメントありがとうございます！端的に言うと前世の記憶はないためヒロアカそのものを知らない、けど何故か自分が転生したこと、ワンピースの知識はしっかり持ってるという謎めいた設定です！その理由は後々分かるかも…しれないし分からないかも…って感じです (2022年10月30日 16時) (レス) id: a47860cb56 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - コメント失礼します！少し気になったんですが夢主さんはヒロアカという漫画だけ知っていて、キャラ及びストーリーなどは知らないという感じですか？ (2022年10月30日 13時) (レス) @page8 id: c3c12ef3af (このIDを非表示/違反報告)
冷凍保存食品(プロフ) - 緑屋なのおもろいwwwwwなんかめっちゃ好きだwwwwwww応援してます💪 (2022年10月26日 22時) (レス) @page50 id: 5ac8dc0a14 (このIDを非表示/違反報告)
さささ - はい！大丈夫です。ご丁寧に対応ありがとうございます！！細かくすみませんでした。本当に面白いです！頑張ってください。応援してます(*´`) (2022年10月25日 11時) (レス) @page41 id: 6ec0373f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年10月21日 0時
