第35話 ページ36
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「トラファルガー！！1人でアレを相手にするつもりならやめろ！！」
「少なくともてめぇより勝算はある。A屋、そいつを向こうにいるガキ共の方へ投げろ」
「え、担任投げろってそんな度胸、」
「バラされたいか？」
「相澤先生ごめんなさい！！」
「は、おい身十伸───」
一方的な謝罪の後、私は即座に相澤先生を緑谷達のいる岩陰目掛けて投げ飛ばした。先生、本当にごめんなさい…！！あとで反省文なりなんなり何でもするんで！！
その一連の行動を終えた私は、改めて敵へ視線を向ける。
「念の為てめぇはここで待機だ。あの気色悪ィ男が動き出さねェよう警戒しとけ」
「え、その役割は相澤先生の方がよかったんじゃあ…」
「能力発動から消失までの“間隔が短くなってやがる”…おまけにさっきから律儀に雑魚の相手してたせいか、体力の消耗が激しかった。どう見たって短期決戦型だ、抹消屋は」
「…トラファルガー先生って相澤先生と共闘した事あるの？」
「あるわけねぇだろ」
てことは今日のこの短い時間で分析したってこと？流石、頭脳明晰…
と、ここで手だらけの雰囲気が変化した…気がする。その視線はトラファルガー先生に向いていた。
「お前…トラファルガーとか言ったっけ。イレイザーヘッドと同じでアングラ系のヒーローか？」
「あ？誰がヒーローだ。俺をそんなお人好し集団と一緒にするな」
「じゃあなんだって雄英にいる。ここはヒーローの巣窟だぜ？」
「お前に懇切丁寧教える道理がねェ」
「あっそう…“脳無”」
男が指示を出すかのようにその名を口にした瞬間、あの化け物の姿が消えた。
気配が動いている。途轍もないスピードで。なんでこんなことが分かったのか分からないけど、同時に本能が叫ぶ。今すぐこの場を離れろ。
咄嗟に飛び退いた瞬間、轟音と共にそこに大きなクレーターができ、ドバッと冷や汗が吹き出た。コンマ1秒の差、あのままあそこにいたら、私は今頃───
「上出来だ。A屋、その感覚を常に意識しろ」
「っ、」
「てめぇはこの戦いで“見聞色の覇気”の習得を達成させろ、いいな」
「ちょ、───！！」
実戦で修行紛いなことさせる気かあの野郎！！一瞬怒りを覚えたがあの化け物─脳無の気配が動いた。やば、今度は躱せない。
今度は両腕をクロスさせて防御の構えを取り、備える。刹那、重いなんてもんじゃない拳が私の両腕をめり込み、私の体はいとも簡単に吹っ飛ばされた。
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たぴわか(プロフ) - 緑屋…ww (2022年10月30日 17時) (
レス) @page50 id: 95267a9cac (このIDを非表示/違反報告)
ば(プロフ) - 眠さん» コメントありがとうございます！端的に言うと前世の記憶はないためヒロアカそのものを知らない、けど何故か自分が転生したこと、ワンピースの知識はしっかり持ってるという謎めいた設定です！その理由は後々分かるかも…しれないし分からないかも…って感じです (2022年10月30日 16時) (レス) id: a47860cb56 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - コメント失礼します！少し気になったんですが夢主さんはヒロアカという漫画だけ知っていて、キャラ及びストーリーなどは知らないという感じですか？ (2022年10月30日 13時) (レス) @page8 id: c3c12ef3af (このIDを非表示/違反報告)
冷凍保存食品(プロフ) - 緑屋なのおもろいwwwwwなんかめっちゃ好きだwwwwwww応援してます💪 (2022年10月26日 22時) (レス) @page50 id: 5ac8dc0a14 (このIDを非表示/違反報告)
さささ - はい！大丈夫です。ご丁寧に対応ありがとうございます！！細かくすみませんでした。本当に面白いです！頑張ってください。応援してます(*´`) (2022年10月25日 11時) (レス) @page41 id: 6ec0373f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年10月21日 0時
