呪霊が21体 ページ23
Yaoyorozu side
なんだか外が騒がしくなってきた
そう感じているのは私だけではない
側にいる私の両親も、襖の向こうに意識を向けていた
.
今日、学校終わりに雄英高校の門で待っていた両親は緊張した面影だった
耳郎さんに別れを告げ2人の元へと行く
お帰り、百｡という2人の声色はいつもと同じで、でも表情は硬いままだ
ただいまと伝えたあと、何かあったのかと尋ねると2人は目線を交差させる
眉を下げている父、同じくいつもの優しい笑顔で眉だけが下がっている母が車に乗るように言う
リムジンに乗ってゆっくりと快適なスピードで走り出す
「百、五条家を知っているか?」
まず口を開いたのは父
いつもより、少し弱みを含めた声色
『ええ、もちろんですわ』
次に口を開こうとした父は言葉を発しない
そんな父に優しく手をのせた母が代わりに言葉を紡いだ
「あのね、急だけどあちらから婚約を申し込まれたの
それで今日会って話がしたい、ともね」
「やっぱりダメだ!!百ちゃんには早すぎるよ
婚約だなんて!うちの百ちゃんは渡さない!!」
母の言葉にいち早く反応したのは私ではなく父
いつもの呼び方でただひたすら反対している
「だめよあなた。今日はお話だけならって了承したのでしょ?
私だって可愛いかわいい百ちゃんが婚約だなんて早すぎると思うわ
でも今日は相手を見て、どんな雰囲気か見るだけだわ」
いつもなら婚約の話を頑なに頷かない父を宥めるように話す母に笑いがこぼれる
『お父様、お母様、心配しなくて大丈夫ですわ
私ヒーロー志望ですのよ?Pulse Ultraでなんだって乗り越えてみせますの』
それはYesという意味を持つ
2人して唇をキュッとしたかと思えば、いつもの笑みで涙ぐみながら笑ってくれる
大袈裟ですわ、と一言笑うと
成長されましたねお嬢様、と代わりにじいやから返ってくる
成長……今の私が、出来ているのでしょうか
…いいえ、ここでくよくよしたって意味がないわ、百
まず車が止まったのは、着物が置いてある行きつけの店
私は2人と並んで中へと入った
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もうちょい百ちゃんサイド続きます
パパママは百ちゃん大好きです。溺愛、なのかも
小説と違う部分があったら申し訳ございません
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琥珀ちゃん - 200票目失礼します‼︎‼︎すごく面白くて自分の好みにぴったりですので、更新ゆっくり頑張ってください‼︎‼︎ (2023年3月7日 0時) (
レス) @page31 id: aa1694b802 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - 更新をゆっくりとお待ちしております。 (2022年2月14日 21時) (レス) id: 34cc6e23be (このIDを非表示/違反報告)
ケイジ白亜(プロフ) - 46猫さん» 頑張ります!!応援ほんとうにありがとうございます!! (2021年12月18日 12時) (レス) id: be602eea96 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - これからも更新頑張って欲しいです!応援してます! (2021年12月16日 21時) (レス) @page30 id: 0e9ac0fa1e (このIDを非表示/違反報告)
ケイジ白亜(プロフ) - 黒猫さん» 神が私を神と認めてくれた。神気取りではっちゃけてやろ。いつも本当にありがとうございます。頑張ります!! (2021年12月5日 21時) (レス) id: be602eea96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケイジ白亜 | 作成日時：2021年10月25日 21時
